パフスリーブというのは、ふわっとふくらんだ袖のことです。
ほとんどの場合レディース服にしか用いられないので「女の子の服♡」というイメージがある一方
肩のボリュームを強調するため、服によってはかなり厳つい感じになりますよね…(T_T)
「かわいいけど肩幅目立つから着ない」って言う方結構多い気がします。

今回はパフスリーブ種類があるよってこと、その中で肩幅が誇張されないパターンは多分これ！ったいうのをお話します。
もちろん服作りだけでなく選ぶ時にも参考になると思います(✌︎˙˘˙✌︎)

3種類のパフスリーブ

基本的な袖の型紙はこの形になっています。
カーブの所が身頃(胴体部分)にくっつける所。

↓パターン① 肩と袖口両方にギャザーを寄せる

↓パターン② 袖口だけにギャザーを寄せる

↓パターン③ 肩にタックをたたむ

並べて比較するとこんな感じ。

既製服でポピュラーなのは①で、肩からふんわりしたシルエットになります。
②は肩に布を増やさない分、肩はすっきり袖口はぷくっとした袖です。
③は1~2年前から流行っている袖で「パワーショルダー」という別名があります。
パワー！！！！！
…。名前からもわかるように、これが1番肩のボリュームが出やすいです。

肩幅を誇張しないためにはなるべく実際の肩幅より大きくしたくないので、②のように肩より袖口にボリュームを集中させた方が良さそうです。
特にコスプレ衣装は肩にギャザーを入れないか、入れるとしても少しにした方が、キャラデザの二次元的なバランスに近くなります。※例外あり

以前「肩幅が大きく見える」のを直してほしいという依頼で縫い直したものは、③のタックから②のすっきりめギャザータイプに作りかえています。

ただ、パフスリーブ特有のボリューム感がほしい時には物足りない印象になるので、その場合は肩の布量は残しつつ肩線を短くして、身頃の肩幅を狭めるといいんではないかなと思います。

ここまで少し製作サイドの話でしたが、既製服を選ぶ際は「肩のギャザー(orタック)の量が少ないもの」を選ぶとガ〇ダム化しづらいと頭の隅っこに入れてもらえたらいいと思います。
あとは生地が硬すぎないもの。とろんとした生地は自分の肩で落ちるけど、ハリがある生地は自力で肩幅を保ってしまうので(^_^;)

パフスリーブ大好きなので、まだまだ綺麗なシルエットを模索していきたいです。おわり。