FF ENGLISHというオンライン英語スクールをやっています。そもそも学校で長年、英語を教えており、そういう意味では20年を超えたベテランですが、リアルとオンラインでは全く同じことができるわけではないので、オンラインはオンラインで試行錯誤しながら、日々、満足度の高いレッスンを提供するために励んでいます。

オンラインで自分が教えることになってから、定期的に自分自身もオンライン英会話を受講しています。これはもちろん自分の英語力のブラッシュアップのためでもありますが、自分が生徒になってみてわかることがあるので、研究も兼ねています。

いまは気の合う先生を見つけてその人とばかりやっていますが、彼女に出会うまではいろんな先生を試していました。

人から見たら英語ペラペラな私でも「今日疲れててめんどくさいな」「え、この人辞めちゃったの?」「微妙に都合合わないな」「この先生、教える気あるのかな?」などオンライン英会話ではもやもやする部分があるので、初中級者だとなおさらだと思います。

これって何かというと、マッチングアプリと一緒なんですよね。長年、婚活してる友人が色々試してるのをみると、気が合いそうな人を探すだけで疲れて、相性の合う人に出会うまで永遠とかかってます。

語学は継続でしかないので、ちょっとでもネガティブな感情が芽生えたら長続きしません(毎日やっている方偉いですね)。

ということで、オンライン英会話で大事なのは気の合う先生と出会ってまた、この人のレッスンを受けたい！となること。そういう先生と末長くレッスンしていけるように今日は最短でお気に入り講師を選ぶ方法をお教えします！

なお、このブログは30歳くらい以上の大人で「オンライン英会話やってるけどいまいちだなあ」「受けてみたらあんまり先生がよくなかった」「色々あって気が向かない」とお悩みの方向けです。

ます、結論としては…

「いちいちことばで説明しないといけない要素を減らす」

です。え？英語の勉強してるんだから英語使わないでどうするの？となるかもしれませんが、初中級者は普通、レッスンのコアの部分だけでへとへとでないですか？？なので、難しい説明を英語でしなくていいような先生をさがします。

さて、この原則に合う講師というのは実は以下の条件に当てはまります。

そうかそうか、じゃあ講師を検索するフィルタにこの条件入れるね、という人は「女性で30〜40歳、英語圏の国出身(アメリカなど)、火曜の夜、話せる言語は英語と日本語、フリートーク希望」などと入れてください。それから、プロフィールを読み込んだり、自己紹介の動画で人柄を確かめましょう。

なんでこの5つ?という人はここから詳しく解説するので、読み続けてください。

1 同性で同年齢くらい
気兼ねなく喋るには同性のほうがいいです。話題や悩みも絶対的に合います。そして、大事なのは世代！大きく離れていると音楽、本、映画、テレビなんかの話をするときに合いません。一生懸命、好きな音楽やハマっているドラマについて話しているのに(そして英語が下手だと説明もたどたどしいくなりますよね)「ふーん、そんなものがあるんだね」という反応ではがっかりです。もちろん、講師は仕事なので興味を示すフリをしますが、向こうも知っているものだとリアクションはリアルになり、会話も盛り上がります。向こうもあなたの言っていることを汲み取って直しやすいです。また、同じ時代を生きていると国や言語に関わらず、価値観が似てたりするので楽です。オンライン英会話アプリで講師を探すと、結構、大学生のバイトみたいな子もたくさんいるのですが、わたしはもう無理ですね…なんならフィリピン人のおばちゃんのほうがいいです。大して面白いこと言ってなくても爆笑してくれるんで笑 ということでまずは同性で同年齢くらいの講師を選択しましょう。

2 TESOLかCELTAを持っている
プロとして資格を持っていることは大事です。これは教えるための知識と技術があることを意味します。英語を話すからと言って、英語を教えられるわけではありません。日本語を話すから日本語教えられますか？「は」と「が」のニュアンスの違い、漢字の成り立ち…教えられませんよね？TESOLやCELTAを持っている先生を選びましょう。TESOLはTeaching as a Second Languageといって、第二言語としての英語の教授法を学ぶ分野です。TESOLとプロフィールに書いてあれば、たいていその修士号を持ってることが多いです。CELTAは英語を母語としない学習者に対してティーチングを行うための、国際的な英語教授法認定資格です。このどちらかがプロフィールにあれば、その人は教えるための知識と技術を持っています。生徒のレベルに合わせて正しく対応してくれるので、ネイティブでもノンネイティブでも資格を持ってる先生を選びましょう！

3 バイリンガルor日本語や日本文化をある程度知っている
これはレベルによりますが、初心者は日英のバイリンガル講師を選ぶのがベストです。自分の母国語が通じるというのは、大きな利点です。予約をしたけど、急な用事でレッスンをキャンセルしたくてメッセージを送りたいけど、その英語すら出てこない…それだけでストレスになります。また、日本語や日本文化をある程度知っている講師は、文化的なことを理解してくれているので、気持ち的に楽です。日本の食べ物について説明したい、日本の習慣について質問された…全く知らない人にことばだけで説明するのはかなり難しいです。でも日本の文化をある程度知っている人だと、スッとわかってくれるんですよね。日本人の生徒がたくさんいるよ！という先生も日本のニュースなどを生徒から仕入れているので、向こうから話題を振ってくれるので、おすすめです。

4 リクエストを必ず反映してくれる
講師側の苦労を想像してもらうことになりますが、オンラインで教えている先生は単発でたくさんの生徒を教えていることが多いです。教材もそれぞれちがいます。一人一人に丁寧に長期にわたって指導…というのは大手では難しいところがあります。これは残念なあるあるですが、一日中PCの前に座って15〜25分ごとに何十人も教えるのは、講師にとってかなり負担です。レッスン中に休みたい、手を抜きたい講師はテキストを音読させるのにレッスンの大半の時間を取る人もいます。聞いてるだけなので楽なんですよね。目的に合っていればいいのですが、だんだんなんで音読だけしているんだろうとなります。でも、それを伝える英語力がない…ってなりませんか?なので、継続したい場合は、最初にリクエストをきちんとして、それを毎回、反映してくれる人を選びましょう。講師側からしてもリピートしてくれる生徒は大事なので、誠実な先生ほど覚えていて、ちゃんとリクエストを覚えていてくれます。

5 自分のスケジュールと合う
自分の都合のよいスケジュールのときに必ず空いていること。実はこれがいちばん大事でいちばん難しいかもしれません。まず、人気の講師は予約がいっぱいです。その先生に合わせないといけません。国によっては国民の祝日的な時期に一斉に休んでしまって講師がほとんどいないこともあります。せっかくいい先生を見つけて初めても、講師側のプライベートな事情で予約できる日時が少ないことがわかったりもします。日本人には考えられませんが、「頭が痛くて」と言った軽微な体調不良でキャンセルしてくる人も少なくありません。継続したいという気持ちを削ぐ事案て結構多いです。自分の都合良い曜日や時間帯に確実に予約できる講師を選ぶようにしましょう。

さてここからは、できれば考慮したいこととして、講師の発音やアクセントを取り上げます。オンライン英会話講師は世界中にいますが、ネイティブと非ネイティブに分かれます。英語圏の国に住むネイティブの講師は基本的に受講料が高めです。非ネイティブは安くなる傾向があります。多くの日本人は「やっぱりネイティブの方がいいだろう」「安いから非ネイティブで十分」という安直な判断で決めがちですが、慎重に検討しましょう。どちらがいいというわけではありません。基本的にネイティブでなければならないという合理的な理由はありません。ただし、非ネイティブはアクセントや母国語の癖があるのを心に留めておいてください。以前、フィリピン人の先生とレッスンした時に"hay fever(花粉症)"(カタカナで言うと「ヘイフィーバー」)を「ハイフィーバー」と言ってました。ちょっとした違いがレッスンの快適さに影響します。発音やアクセントの違いでレッスンが満足できなければ、アメリカ人かカナダ人を選んでください。アメリカ人であれば、西海岸のカリフォルニアアクセントの人はほとんどの日本人にとって聞き取りやすいと思います（学校教育がカリフォルニアアクセント中心なため）。カナダ英語も多くの日本人になじみやすく聞き取りやすいです。

語学は継続がすべてです！フィリピン人講師がメインの大手格安オンライン英会話サービスで毎日プランを選んだけど、楽しくないからサブスクだけ払い続けている…払いっぱなしで英語力もつかない、なんてことにならないようにぴったりの講師を見つけて、継続を第一にしてくださいね。

いかがでしたか？

最後は宣伝ですが笑、FF ENGLISHでは講師と生徒のミスマッチを防ぎ、目的に合ったカスタマズしたプランを提供しています。日時は固定なので予約が取れないということもありませんし、急な用事のときは振替もOKです！詳しくは以下の記事をご覧ください。

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