こんにちは、富士通ゼネラル トリセツ担当のYです📗

皆さんはエアコンの室外機から水が出ているの見たことはありますか？
寒い冬の時期になると、「エアコンの室外機から水が出ているが、これは故障ではないか？」というお問い合わせをよくいただきます。

故障ではない正常な動作ではありますが、機械の中から突然水が出てくると驚きますよね。
今回は、エアコンの室外機について、どうして水が出るのかをお話ししたいと思います💧

室外機から出てくるのは何の水？

室外機から出てくる水は大きく分けて2種類あります。

1. 室外機の内部で結露した水

夏に冷房運転や除湿運転をして冷たい空気を出すと、室外機の中にある配管が冷えて、熱い外気との温度差で結露ができます。
この配管についた水が室外機から排水されます💧

2. 室外機についた霜を溶かした水

冬に暖房運転をして室内機から暖かい空気を出しているとき、室外機からは冷たい空気が出ています。
冷たい空気で室外機の中にある熱交換器（室外機の後ろに見える銀色の部分です）が冷やされて、空気中の水分が凍り、霜が付きます❄
霜が付いたままだとお部屋を暖める力が落ちてしまうため、霜を溶かすための運転を自動で行います（自動霜取り運転）。
この霜が溶けた水が室外機から排水されます💧

室外機のどこから水が出てくる？

では、室外機の内部にたまった水はどこから排出されているのでしょうか？
それは……

室外機の底面を見る機会はほとんどないと思いますが、実はこんな風に排水のための穴が空いているんです👌
ご存知でしたか？（私はこの仕事をするまで知りませんでした！）

ここまでお読みいただきありがとうございました。
室外機から出る水について知っていただけたでしょうか。
「どうしても水が広がるのが気になる」という場合は、室外機用の排水ホースを取り付けることもできます🔧
（取り付けには工事が必要です。また、寒い地域では凍ってしまうので使えません。取り付け業者に相談してみてください。）

また、雪が降ったときのお問い合わせについてまとめた記事もありますので、気になる方はこちらもぜひ読んでみてください！

今後も、皆さんからのエアコンにまつわる気になる疑問にお答えしていきたいと思っていますので、ぜひコメントで教えてください。お待ちしています😊