「英語独習法」

「英語独習法」(今井むつみ 岩波新書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b548866.html
認知科学の視点からの英語学習の本。一般的に良く言われている学習法とは違うものも多く、面白かった。
〇ダルメシアン知覚(話し手の言う内容を予測できれば聴くことができる)
〇氷山の水面下にあるような豊かな知識のシステムであるスキーマが情報を取捨選択する
〇日本語と英語のスキーマのズレが学習の妨げになる
〇日本語は基本動詞プラス擬態語であるのに対し、英語は容態動詞プラス前置詞で表現する
〇動詞「歩く」に対して、amble(ぶらぶら散歩する)、swagger(胸を張ってずんずん歩く)、toddle(よちよち歩く)、trudge(重い足取りでえっちらおっちら歩く)などバリエーションが多い
〇コーパスによって共起する単語を学ぶことが重要
〇多聴ではリスニングの力は伸びない。まず語彙を強化すること
〇映画を「熟見」すること
〇大人になってからでも英語学習は遅すぎない
〇machine learningとは言うがmachine studyingとは言わない

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