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「勉強が面白くなる瞬間」

「勉強が面白くなる瞬間」(パク・ソンヒョク 吉川南 ダイヤモンド社)

片田舎の村で育ち、韓国の有名大学に合格した著者が書き、韓国でベストセラーになった本。勉強法の本だが、勉強に対する心構えについて書いている。やや青臭いというか、修身の教科書のような内容だが、この本が受験戦争が大変な韓国でベストセラーになったということがまず面白いと思った。中高生向けだと思うが、どの世代が読んでも刺激になると思う。

「勉強は「頭」でするものでなく「心」でするものです」(14ページ)、
「勉強の本質は「競争」ではなくて「成長にある」」(26ページ)、
「勉強というのは始めるまでが難しいだけで、いざやってみると、そう悪いものではありません」(46ページ)、
「勉強しなくては人生に申し訳ない」(58ページ)、
「勉強するときは、「いま、ここ」に没頭するのです」(146ページ)、
「誰でも勉強できるわけではなかった」(251ページ)、
「あなた以上にあなたの人生を愛してくれる人」(274ページ)など、
自分には勉強ができる自由があり、自分を支えてくれる親がいるという幸せをかみしめるべきとの主張は、まったくその通りだと思った。

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