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暗所視支援眼鏡を区議会で補装具申請の対象に検討してもらった件

少し前にHOYA MW10 HiKARIという暗所視支援眼鏡を陳情という方法で区議会に補装具の申請対象にしてもらえるよう声を上げる方法があると書いたのですが、わたしの住んでいる東京都台東区で少し進展があったので報告を。

実は7月に友人に事情を話したところ、台東区の区議会議員さんを紹介していただきました。個人で行う陳情か、議員さんの署名をもらっておこなう請願がどちらが通りやすいのか相談したところ、台東区ではどちらも同等に審議されるけれど、9月の区議会で一般質問をする機会があるからそこで提案して区長から方針の回答をもらってくださることに。

それで8月にHOYAさんの担当と区議会議員さんをひきあわせて他の自治体の導入事例を共有してもらったり議員さんにも暗所視支援眼鏡を体験してもらい、その後、区の福祉課の課長さんたちと詳細をつめてくださいました。

そして迎えた9/23の区議会の様子がこちらです。

https://youtu.be/RW3t3XCn6bs
該当の議題は6分40秒あたりから。

議員さんからは、
「だいぶ細かく福祉部と話し合いをしてきたので、いい返事が貰えると思っています。
ちなみに区長から直接答弁をもらえるので、区長がどのように回答してくれるか見ていてもらえたら、今後の方向性が分かります!
これは議会用語なので、一般的ではありませんが、
①すぐに(スピード感を持って)進めて参ります。
↪︎補正予算を組んででもすぐに制度化します。
②検討して参ります。
↪︎来年度予算で組んで制度化します。
③研究して参ります。
↪︎数年後予算を組んで制度化していきましょう。
④研究を進めていきます。
↪︎数年後予算を組んでやれたらいいですね。
⑤考えておりません。または行う予定はありません。
↪︎やりません。
という、言葉のルールがあるので、その辺も注目してみてもらえたら嬉しいです😆」

という議会の面白い見方まで教えていただき、あいにく仕事でリアルタイムには中継を見れなかったのですがYouTubeにアップされた録画をみました。

区長からは「先進事例を参考に検討してまいります」との回答が!
②の見解です^_^

議員さんは
「本会議後に区長と福祉部長と話しまして、来年度予算から執行することも明言いただきましたので、前進出来たかなと思います。来年度予算では取り急ぎ198,000円の助成になります。その後、助成率を改定していけたらという動きになります!」
と報告くださいました。

いきなり本人1割負担まではいかなかったけど、それでも行動をおこすと進展するんだなぁということは素直に嬉しかったです。

新しいツールがあることや、どのくらい需要があるのかは、当事者じゃないとわからないので、当事者が声を上げることって大事やなぁ。
というお話でした。

#視覚障害 #ロービジョン #網膜色素変性症 #夜盲症










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