タケノコずくし?/天然のオーキシンを摘出【イチジク栽培②】
春の訪れとともに猛暑決定?!「タケノコの異常な伸長」
イチジクの苗を定植するにあたり、多くの人から気節の異常を耳にすることが増えて心配が増える。あれだけ春の訪れを心待ちにしていたのに…4月の時点で、もう夏を感じることがある。
現在は、タケノコのシーズン真っ只中ですが、「もう少し大きくなってから収穫しよう。」などと言っている暇はありません。地表にヒョコッと顔を出したタケノコは、凄いスピードで成長しているからです。
元々、竹は一夜で数メートル成長するため、その様子は圧巻です。しかしながら、今年のは異常な早さです。
昨年は、猛暑のためにイチジクの実が1つも成らなかったなどの記事を目にしました。今後は色々な対策が必要になるのでしょう。
まずは、猛暑を前提とした、雨期の心配。雨期の時期や降雨量など、先ゆきが分からないので、速めに防除を行うことにします。
天然のオーキシン
竹に殺菌作用があることは、多くの人が知っていることです。
今回、4月にイチジクの定植を行うために、この大きくなりすぎたタケノコを使って発酵タケノコ液肥をつくりました。
タケノコの伸長には、植物ホルモンが関わっていて、それは「オーキシン(auxi)」と言われるものが、先端部分で作られています。
この成長促進物質の分布の過程が、あっちゃこっちゃで様々な方向性の成長促進因子に働きかけ、根・茎・葉と植物全体の活性化につながっています。
そういった科学的な理屈を最初に研究したのは、あの「進化論」で有名なイギリスの自然科学者。チャールズ・ダーウインです。
発酵タケノコ液肥の作り方
①タケノコをざっくり切り、プラスチックバケツや瓶などに入れます。
同量程度の黒砂糖をタケノコに混ぜます。
(水を入れる人もいますが、水は不要です。*浸透圧によって、タケノコの水分が液肥になるからです。)
*浸透圧とは水の移動のことです。
②蓋を閉め1週間程度、風通しのよう場所で保管して発酵させます。
タケノコは腐りやすく強烈です。ハエなどが来ないように、新聞紙などで蓋を包み、紐やゴムで縛って密閉することをお勧めします。
③タケノコ水分が完全に抜け、カラカラになっているのを確認したら、タケノコを捨て、液肥を容器に保存したら完成です。
発酵タケノコ液肥1CCに対して1000倍に水で希釈して使用します。
ではでは…☆
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