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RISE ELDORADO 2023 天心不在でのELDORADO

年間最大のビッグマッチを2023年も無事成立させ成功させたK-1。
次はRISEで開催である。

RISEが年間最大イベントととして位置付けている大会〝ELDORADO〟であるが、このイベントに関しては常にメインを張ってきた那須川天心不在での初開催だ。
まぁ過去のELDORADOでは、メインの天心はvs 志朗2とvs 風音とギリギリの判定決着で大会を締めてきており、ELDORADOではそこまでビックインパクトという試合があったわけではないが、天心が出る大会というだけで注目度は違ったはずで、不在の大会となるとどうなるか。
しかしそんな絶対的シンボルが去っての開催でも、お世辞抜きに豪華なカードがラインナップされているだろう。

そんな天心なしでも豪華なカードがラインナップRISE ELDORADO 2023について書いているので、大会前に見ていただいて一緒に楽しみましょう。

また、K-1との対抗戦があるということで、K’FESTAで行われた3試合の結果も受けての感想、意見も書いており、試合後の記事はK-1、RISEの2大会を同じ記事にして出そうと考えているのでそちらも楽しみにしていていただきたい。

[ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R] 優也 vs モトヤスック

優也はRISEの常連選手。

対するモトヤスックはおそらくRISE初参戦。

私はジャパンキックを何度か観戦に行った際、後楽園で2度モトヤスックの試合の観戦経験あり。
恵まれた体格で、ジャパンキックの肘や首相撲主体の選手というよりかはパンチキックの打撃に重さのあるタイプ。
RISEにもすぐに対応できるであろうスタイルというのが私の見立て。

RISEルールに慣れている優也の方が有利かなとは思うが、モトヤスックのようなムエタイ系からの刺客が送り込まれてくるのも面白い。

[スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R] 一馬 vs 大雅

一馬はチャンヒョンに逆転KO負けをした試合しか見たことがなくそこまで印象がない。

大雅は個人的に好きな選手の1人。
言い表しずらいがいわゆる〝華〟を感じられる選手で、K-1時代からファイトスタイルは勿論、入場シーンなど、見たらテンションが上がる選手だ。
K-1離脱後からは思うように戦績が奮っておらず、前戦のvs 奥平でも延長までもつれてしまった訳で、前暫定王者を破ってRISEのランキングを一気に上げて欲しいところ。

またRISEスーパーフェザー級は、チャンヒョンが王座返上の可能性が大いにあるはずで、そうなった時にはトーナメントとなるのか、またどのような面子で王座を争うのか、ここも注目ポイントだろう。

[オープンフィンガーグローブマッチ -65kg契約 3分3R延長1R] 山口裕人 vs タリソン“Crazy Cyclone”フェレイラ

OFGマッチと言えばYA-MANとなっている現在だが、もとはと言えば山口兄弟のためのOFGマッチ始動ともとれたはずで、久しぶりの試合ということでも山口には暴れて欲しいところ。

対するタリソンはRISE_WS58kgトーナメントでスアキムをあと一歩のところまで追い詰め、RIZINでは大雅に逆転KO勝ち。
思いっきり振り回すあのスタイルは向かい合う相手には恐怖でしかないだろう。
那須川天心も「1番やりずらいタイプ」というほど。下のURLの動画にて、天心はじめ、那須川会長や大雅、ノッパデッソーンらがタリソンの振り回すスタイルにビックリしている様子がある。

スタイル的にもOFG向きのタリソン。生物的な強さで上回りタリソンが豪快にKOすると予想しているが、最も狂った試合になるだろう。

[Super Fight! -47.5kg契約 3分3R延長1R] 宮﨑小雪 vs ビョン•ボギョン

正直女子の試合はわからないからなんとも言えないが、宮﨑にはK-1勢との絡みも見てみたいが、菅原やMIOらの45kg級戦線とどのように体重の折り合いがつけれるのかが試合成立の鍵だろうか。

[Super Fight! -54kg契約 3分3R延長1R] 田丸辰 vs 風音

この試合は、会見にて伊藤代表が「今年開催予定の54kgワールドシリーズトーナメントの予選マッチ」と発言されていたが、予選マッチなど行わずとも本戦エントリーされてもいいような2人をサバイブさせるのか、というのが率直な感想。

試合としてはガンガン前にきて手数を出す風音を田丸がいなし完封するかなと。

[Super Fight! -53.5kg契約 3分3R延長1R] 大﨑一貴 vs ハビエル•セシーリオ

ハビエルに関して何も情報がないので大﨑に関してだけ。

大﨑は54kgトーナメント参戦はほぼ確定しているだろうが、この階級で頭1つ抜けている大﨑をだし抜くような外国人選手が乗り込んでくるのか、トーナメントに期待している。

また54kgトーナメントに関しては近々どんなトーナメントになりそうか、また私個人的な願望でどんなメンツで組まれてほしいかなど書くのでそちらの記事も待ってていただきたい。

K-1 vs RISE  後攻のRISEはどう出るか

先日のK’FESTA.6にて1勝2敗と現在負け越しとなっているRISE。

来週のELDORADOではK-1選手が乗り込んでくるホーム戦3試合があるわけだが、ここで全勝で逆転勝ち越しがRISE側の命題だ。
またRISE現役王者である鈴木が負けたということで、フェザー級現役王者である門口には勝ちを拾ってほしいところか。

K-1としてはTHE MATCHでの負け越しをチャラにすべく、このまましっかりと勝ち越し切るということだけだろう。

ルールに関してはワンキャッチワンアタックというK-1では反則となる部分をどうRISE選手が活かせるか。
RISEの選手がK-1ルールに対応するよりもK-1選手がRISEルールに対応する方が難しいのかなと。
まぁそこまで変わらないといえば変わらないのか。

[-90kg契約 3分3R延長1R] 南原健太 vs 愛鷹亮

まず、何故K-1代表に愛鷹が選ばれたのか。
K-1では5連敗中、先のBigbangの王座決定戦でも敗れこれも合わせて現在5連敗中。
K-jeeや谷川らなど他に候補はいなかったのか。

試合に関しては南原の長身に合わせる愛鷹の右のロングフックがキーかと。カリミアンは一撃で仕留めたあの1撃が出るかどうかが勝敗を分けるだろう。

また、南原は身長差ということも含めワンキャッチワンアタックルールを活かしていきたいだろうが、愛鷹がミドル以上の上の蹴りを蹴ってくるかという問題も。
私が愛鷹サイドであったら作戦として、しっかりガードを固めながら自分のフックの距離にすることが第一優先でやることで、それにロー以外の蹴りは特に有効ではないと判断するかなと。

南原が蹴り中心に距離をしっかりとって戦えば南原、オーバーフックが合う距離感になってしまい上手く入れば愛鷹が、という分かりやすい戦いになると予想。

[Super Fight! フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R] 門口圭佑 vs 新美貴士

新美はKrush王座獲得後から著しい勢いで自らのスタイルの完成形を1つ見つけた感じか。
軍司や椿原らには敗戦したが、そこまで評価を落とす敗戦はなく、しっかりと自らの戦い方に持っていけば固く勝ちをものにしていく印象。

対する門口は天心企画で生まれた選手という印象せかなく、実は1試合もしっかりと見たことがない。

この試合は新美の試合のデータが頭にあるだけに新美が勝つかなと一方的な目線からの予想しかできないが、愚直に前に出続ける新美の姿を何度も見ているだけに勝ってほしいところ。

[Super Fight! スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R] 白鳥大珠 vs 佐々木大蔵

白鳥自身にとってはK-1へのリベンジという大きなテーマのある試合だろう。

対する佐々木はK-1では門番的立ち位置の選手であった印象で、外のリングへ乗り込んで試合する佐々木の姿というのは新鮮なのかもしれない。

キックボクシングの技術、テクニック面では佐々木の方が1枚上なのかなと見えるが、そこまで必勝パターンがあるわけではない選手同士の対戦だけに地味に予想しずらい1戦。

この65kgという階級に関しては、K-1は混沌としており、RISEは原口1強。団体の壁が溶解してきている今、この階級の団体間の絡みは階級の活性化も期待でき今後楽しみである。

[RISEミドル級(-70kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R] イ•ソンヒョン vs 海人

ようやくRISE王座獲りに動いた海人。

RISEでは昨今のほとんどの試合、強い外国人選手を相手にしてきていつタイトルマッチが組まれてもおかしくない状態で居続けたわけだが、王者ソンヒョンとはリマッチとなる。
1度シューとボクシングのリングで対峙しており、海人が判定で勝利している。

久しぶりの試合で試合勘がどうかというソンヒョンに対しては、海人にサクッと勝ってもらいたい。

ただこの試合が終わると、とうとうRISEでのストーリー性が作りづらく、GLORYに乗り込んでいくという構図以外海人のマッチメイクというのは難航してくるだろう。

[ISKA世界ライトウェルター級(-65kg)王座決定戦 3分5R] 原口健飛 vs ジェレミー•モンテーリョ

正直原口、志朗の世界タイトルマッチに関して、相手が全く分からないということでなんとも言い難い2試合。

原口だけに関していうと前GLORY王者に勝ちそのままの勢いでISKAのベルトを取り敢えず支柱に納めておこうという試合なのかなと。

原口もペットパノムルンへのリベンジロード以外にストーリー性のある試合が組みずらい選手だろう。
RISEには嬉しい悲鳴なのか、層が薄いというのか。

[RISE世界バンタム級(-55kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R] 志朗 vs ディーゼルレック•ウォーワンチャイ

志朗は鈴木真彦を返り討ちにし得た今回のRISE世界タイトルマッチの切符。

フェザーでは天心、スーパーライトでは原口とRISEで突出した実力を発揮している選手が現れた時のみ設立されるRISE世界タイトル。
相手として用意されれ外国人もロッタンやペットパノムルンといった誰が見ても本物の実力を持った選手であることから今回のディーゼルレックも期待できるだろう。

鈴木を返り討ちにし、RISEで世界タイトルが組まれたということで志朗もRISE内では敵なしということだろうが、志朗に関してはK-1のスーパーバンタムの選手たちとの交わりが期待でき、まだマッチメイクには困らないだろう。
まぁミーハーではあるが、志朗vs 金子晃大は見てみたいところ。

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