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ビリー・ザ・キッドの真実の姿―第13章 著者とキッドの出会い

※ミゲル・アントニオ・オテロ『ビリー・ザ・キッドの真実の姿』に関する詳細は『ビリー・ザ・キッド史料アンソロジー』についてでまとめています。

私自身とビリー・ザ・キッドとの出会いはまさに偶然だった。1880年12月23日朝、パット・ギャレット、フランク・ステュアート、ロン・チェンバーズ、リー・ホール、ルイス・ボーズマン、通称アニマル、ジェームズ・イースト、バーニー・メイソン、トム・エモリー、通称ポーカー・トム、そして、ボブ・ウィリアムズがチャーリー・ボウディーを殺害して、ビリー・ザ・キッド、デイブ・ルダボー、ビリー・ウィルソン、そして、トム・ピケットを逮捕した。

キッドと仲間たちが石造りの小屋に身を寄せた直後、パット・ギャレットは彼らを包囲した。一晩中、一団は小屋を包囲した。翌朝早く、チャーリー・ボウディーが扉のところに姿を現した。ギャレットは彼の探索の本当の目的を間違いなく示して、ボウディーを射殺した。キッドの帽子を似たような帽子を被っていたせいでボウディーをキッドを見間違えたとギャレットが言っていることはおそらく本当である。しかしながら、そうした行動はギャレットの精神を明示している。キッドと残った3人の仲間たちは、裁判がおこなわれるまで命を守ると約束するという条件で降伏を申し出た。ギャレットはそれに同意した。

4人の無法者たちを閉じ込めておける牢獄を確保するためにギャレットはサンタ・フェに向かった。ギャレットは囚人たちに足枷を嵌めて、最寄りの駅のイースト・ラス・ベガスまで騎乗した補佐たちの護衛とともに連行した。悪名高い無法者たちが通るという報せがラス・ベガスを駆け巡り、興味を引かれた群衆が集まってきた。

当時、アルバート・E・ハイドはグランド・ビュー・ホテルに滞在していた。たまたま私もそこに滞在していた。後年、ハイドはギャレットの一団がラス・ベガスに来た時の様子を鮮明に描写する雑誌記事を書いた。

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