フィネガンズ ウェイク

マーダーミステリー制作サークル「フィネガンズウェイク」です。

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最近の記事

マーダーミステリーにマナーは必要でしょうか?

先日、マーダーミステリーのマナーに関するアンケートを行いました。マーダーミステリーを全員が楽しくプレイできるにはどういう認識でいたらいいんだろう?という疑問から始まりました。でもマナーのことばかり言っていると、敷居が高いゲームと勘違いされてしまう、そんなも危惧もありました。 ですが! 嬉しいことに、マーダーミステリーは「みんなで楽しむ心」さえ持てば、あとは何一つ必要ない、それをアンケート自身が証明してくれる結果となりました。以下に、詳細に解説します。 アンケートの概要ア

    • 「Moon Child」発表時期につきまして

       こんにちは。シナリオ担当の謝です。かねてより発表の予告をしていた「Moon Child」ですが、本来でしたら7月中にテストプレイをスタートする予定でしたが、あいつぐ体調不良、また予定より1ヶ月早い第一子出産のため、やむなく延期することとなりました。楽しみにしてくださったみなさまには残念な気持ちにさせてしまい、大変申し訳ございません。  現状の報告ですが、母子ともに健康で今週水曜に退院となり、体力が次第に回復してきたため昨日より制作を再開いたしました。無痛分娩で安産だったた

      • 「七月、星降る、迷宮航路」発売延期につきまして

         私たちは今、このようにちょっと悲しい、寂しい顔になっております。    「七月、星降る、迷宮航路」登場キャラクター:ヤン(18才)  というのも表題の通り、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ゲームマーケットが中止となりましたため、発売延期とさせていただきくことをご報告しなければならないからです。  この作品は、パッケージ型のポケットマーダーミステリー(対面専用)として考案され、シナリオ、イラスト共に完成しておりましたが、緊急事態宣言の延期、またその後もイベント参

        • 家でみんなと遊ぼう!マーダーミステリー

          大変なことになりましたね。コロナウイルス、思ってたより強烈です。 この先どうなるかわからない、どうしたらいいのかわからない。こういうとき、何よりも心が疲れます。 そんなときにこそ、誰かとしゃべって心の潤いを取り戻しませんか。マーダーミステリーというゲームには、その力があります。 マーダーミステリーは、みんなで遊べるゲームです。 簡単に説明するとこういうやつだよ → https://www.finagainswake.tokyo/about 私たちはこのゲームを作り始

        マーダーミステリーにマナーは必要でしょうか?

          マーダーミステリーの点数の意味

          このたびツイッターでアンケートをしました。 問いは簡単で「あなたはマーダーミステリーに点数制は必要だと思いますか?」というもの。結果は「必要24%」「必要ない24%」「シナリオによる48%」「経験回数による4%」(合計85票)となりました。全体の結果としては必要/不要が半々となり、また最多得票が「シナリオによる」であるという、シナリオによって自由であっていい、という寛大なお気持ちが見える結果となりました。 それぞれに投票した方からいただいたコメントでは、「必要ない」と答え

          マーダーミステリーの点数の意味

          マーダーミステリーの「嘘がつけない」ルールと「葛藤」を乗り越えるドラマについて

          マーダーミステリー界隈では一時期、「犯人以外も嘘がつけるかどうか」の議論で盛り上がっていました。私は思うことがあったのですが、そのときに忙しかったために、この問題にそこまできちんと向き合っていませんでした。それは私たちの作るゲームのなかでわかるだろうと、たかをくくっていたのかもしれませんね。 ところが最近GMをしていて、私たちのスタンスをきちんと話した方が、参加しているみなさまの満足度が上がるということに気がつきました。なので、少し長くなりますが、この件について、思っている

          マーダーミステリーの「嘘がつけない」ルールと「葛藤」を乗り越えるドラマについて

          フィネガンズウェイクのマーダーミステリーは犯人が一番楽しいです(探偵は二番目)。

          マーダーミステリーで、犯人を担当するのは怖いな、嫌だな、と思うことがあるという方はそこそこいらっしゃいます。それはそうですよね、みんなが推理している間に、自分はびくびくしていなければならない。しかもそれを隠して推理しているフリなどをしなければならない。 それから探偵も、少し避けたいと思っていたりします。見事な推理をしなければというプレッシャーがある難しい役であるうえに、初期状態で探偵から引き出せる情報が少ない。他のプレイヤーが犯人を捕まえようと努力すればするほど、探偵が頼り

          フィネガンズウェイクのマーダーミステリーは犯人が一番楽しいです(探偵は二番目)。

          マーダーミステリーは、体験する物語である。

          マーダーミステリーというゲームでは、物語の登場人物になって、他の登場人物と話すことが求められる。その行為はシナリオから想像する「セリフ」を生きたものにし、人生がもとより「演じる」ものであること、そして誰もが「主役」であることを思い出せてくれる。 小説や脚本を書くとき、作家はそれぞれの人物になりきって、どんな気持ちになるのかを「想像」することが求められるが、このゲームでは、プレイヤーがその状況の気持ちを「体験」し、どんな行動をするのかを「実際に決め」ていく。葛藤も笑いや涙も、

          マーダーミステリーは、体験する物語である。