わかお税理士 | お金のストレスを緩和する人

若尾房市税理士事務所代表 | 経営学修士(MBA)| FP2級 | 投資診断士 | G…

わかお税理士 | お金のストレスを緩和する人

若尾房市税理士事務所代表 | 経営学修士(MBA)| FP2級 | 投資診断士 | GCS認定コーチ |《節税・財務・資産形成に関する日々の気づきを発信》100数十社の経営者のお金まわりを見てきて得られた、知らなければ損する、知っていればちょっと得するお金にまつわる耳より情報。

最近の記事

節税戦略:効果的な節税のための5つの視点

はじめに利益を上げた企業は、税金を納めることが避けられません。日本の租税制度において、節税は経営者にとって重要な課題です。利益を最大限に保ちながら競争力を維持するためには、節税戦略を熟考する必要があります。節税を考える上で、次の5つの視点を考慮すると良いでしょう。 節税の5つの視点所得(利益)の種類を変える 日本の税制では所得の種類に応じて異なる課税方法が適用されます。給与所得、退職所得、事業所得など、各所得には異なる課税方式が設定されています。例えば、退職所得は老後資

    • 節税を実現するための5つの視点vol.1

      はじめに利益が出たら税金を納める。これは日本の租税制度においては避けて通れません。 しかし、獲得した利益をなるべく手もとに残したいという経営者の気持ちもわかります。同じ利益水準の競合他社より多くの納税をしていては御社の競争力は低下します。 無駄な税金を納めていては競争には勝てません。 本記事から5回に分けて「節税」を考える際に検討する5つの視点をご紹介しますので、効果的な節税で会社と個人のお金を守りましょう。 節税とはこの記事で言う節税とは「税の仕組みを活用して、キャッ

      • エンジェル税制は天使のような節税策?

        はじめにエンジェル税制という言葉を聞いたことありますか? 税理士でも内容までわかる人が少ないマイナーな税制ですので、知っている方はかなり投資リテラシー・節税リテラシーが高いです! エンジェル税制は、「大いなる希望を持った起業家」と「その会社に出資するエンジェル投資家」のために用意されたかなりインパクトのある節税方法です。そういった意味では天使のようにありがたい制度と言えるかもしれません。 日本経済の活力を高めるためにも個人の資産形成のためにも「投資」という言葉が大きく取り上げ

        • 節税と資金拘束の危ない関係

          はじめに増税、物価上昇で将来に不安を感じる世の中、節税して少しでもお金を守りたいとお考えの方は多いと思います。私もその中の一員です。 その節税を考えるときに切っても切り離せないのが「資金拘束」です。ここでは「節税のためにお金を拠出したらそのお金を一定期間引き出せなくなる状態」を資金拘束と定義します。 資金拘束を受けると緊急でお金が必要になったときに使えない、他に魅力的な投資先が見つかったときに投資にまわせないなどの不都合が生じます。 一昔前と比べて確実に世の中の変化のスピード

        節税戦略:効果的な節税のための5つの視点

          経営者の節税!3種の神器

          はじめに節税額1万円を20年間、年利5%複利で運用するといくらになると思いますか? 答えは26,530円です。小さな節税額でも「長期+複利」の力で大きく増やすことができ、年利5%は適切な分散投資をすれば現実的な数字です。 今回の記事では税理士である私自身が実践している基本の節税3つを紹介します。 広く知られている方法ですがフル活用している方は思いのほか少ない印象です。投資にはリスクが付きものですが、投資をしないことによるリスクもある今の世の中です。 どうせ投資をするなら節税し

          定番節税!出張は小金を生む打ち出の小槌

          はじめに皆さまの出張の頻度はどれくらいですか? 勤務地から何キロ以上離れたら出張という税務上の定義はありません。 仮に半径50キロ圏外(よくある設定)を出張とすると、東京駅を起点として東は佐倉駅、北は上尾駅、西は八王子駅、南は藤沢駅あたりが50キロです。 これらを超える距離の移動頻度が高い社長は出張手当の導入を検討してみてください。 一回一回の節税効果は小さいですが、積もればそこそこのインパクトを生む節税策が出張手当です。 出張手当とは出張手当とは、役員や従業員が普段の勤務

          定番節税!出張は小金を生む打ち出の小槌

          神制度!中小企業こそ社宅で節税と資産形成

          はじめに社宅制度と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか? 大企業の福利厚生、単身赴任、節税etc、人それぞれ様々なイメージをお持ちかと思います。 本記事では社宅の「節税効果」についてご紹介します。 社宅制度は大企業だけが導入できる制度ではなく、中小企業でも十分に活用できる制度です。社宅制度を導入できる土壌があるのに導入していない会社は、はっきり言ってもったいな過ぎます。 経営者としてのポリシーに反するなどの理由がなければ、是非とも一度ご検討ください。 社宅制度とは社宅

          神制度!中小企業こそ社宅で節税と資産形成

          決算月が業績を左右する

          はじめに会社を設立した時、決算月をどのように決めましたか? 6月に設立するから消費税の免税期間を目一杯とって5月決算にした。なんとなくキリが良いから3月や12月決算にした。こういったパターンは良く耳にします。 それで良いのでしょうか? インボイス制度の導入により消費税の免税期間を考慮することはほとんど意味がなくなりました。既に免税期間が経過し課税事業者となっている会社にとっては、免税期間を考慮して決めた決算月を継続する理由がありません。 会社の決算月は業績に少なからず影響し

          ちょっとだけ節税上手になろう

          はじめに今回のテーマは「ちょっとだけ節税上手になろう」です。 世の中ほとんどの方が節税したいと一度は思ったことがあると思います。しかし、万人に共通する節税策は存在せず、人それぞれが持つその背景にマッチした節税策を選択しなければ失敗してしまいます。 失敗してしまう人がはまりがちな落とし穴はどこにあるのでしょうか? 落とし穴の場所さえ知っていればそこを避けて通ることができます。 今回の記事では節税上手になるために避けて通って欲しい2つの落とし穴をご紹介します。 そもそも節税