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オラオラ~阪神ファンがまかり通る

    昨年、38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガース。岡田監督は、シーズン前から「ARE(アレ)=優勝」を掲げ、流行語になると同時に願いを叶えた。



    今年は「アレンパ(連覇)」を合言葉に、球団初の連覇を目指すが、ファンのみならず解説者たちも「今年のトラも強い。連覇は間違いない」と太鼓判を押すのだ。



    果たしてどうだろう。そんなに上手く事は運ばないのでは?



    今シーズンに向けての補強がほとんど出来なかったうえ、現有戦力の積み上げを目指しているが、思うほどうまくいかないのではないだろうか。



    確かに、投手陣は先発、中継ぎ、抑えと顔ぶれはそろっている。しかし、昨年1年間この布陣がほとんどケガなく過ごせたことを、当然だと思っているようでは危ない気がする。



    ファンも一様に、昨年並みかそれ以上を期待するが、МVPの村上や、チーム最多勝の大竹は実質2年目の選手。去年が出来過ぎのように思えるのだが。



    YouTubeなどに寄せられる阪神ファンの声を見ると、傍若無人のごとく偉そうに語っているが、連覇がそんなに簡単ならなぜ今まで実現しなかったの?と逆に聞きたい。球団創設から90年近いチームがたった6回しか優勝していない現実を知ってもらいたい。



    ファンはさておき、解説者のほとんどが、阪神優勝を予想している。私は疑問だらけだ。リーグ優勝37回の巨人を侮ってはならない。下馬評があまり良くないシーズンでも、何度も優勝してきた実績と伝統が、このチームにはあるのだ。



    投手陣だけなら阪神を凌ぐ中日だが、課題の打線も中田翔がどっしりと4番に座り、春先早々首位を走っている。このほかヤクルトや広島など勝ち方を知っている球団が虎視眈々と上位をうかがっている。



    セ・リーグ6球団を見渡すと、どこが優勝してもおかしくない。阪神一辺倒の優勝予想に疑問を投げかけた次第である。
    

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