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「魂の三分説」

「魂の三分説」とは、人間の魂が「理性」「気概」「欲望」の三つの異なる部分から成り立っているという考え方です。

プラトンはそれぞれの魂をバランスよく磨くことで、「知恵」「勇気」「節制」という三つの徳が実現され、理想的な人間になることができると考えました。

また、プラトンは統治者が「知恵」、戦士が「勇気」、市民が「節制」を実現することによって、個人だけでなく国家レベルでの正義が実現されると考えました。

特に、プラトンは知恵をもって国家を正しく導く者を「哲人王」と呼び、哲人王こそが理想の統治者であると主張しました。

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