日記11月18日

最近の京都は鍋底にいるような寒さが続いている。5時半に起きた私は7:00からのホテルレストランでのアルバイトに合わせて部屋を後にする。

自転車が空気を切り裂く。ハンドルを握る手は体感マイナス気温の寒さに震えている。動物の一匹すら起きることを億劫に感じる静けさと暗さが洛北の山野を包み込んでいるのだ。

アルバイトが始まると存外終わるのが早く感じた。原因はここ最近で一番忙しかったことにあった。

普段ならば「お済みの皿はお下げしても宜しいでしょうか?」と一言加える余裕があるのだが、人手が足りず食べ終わった皿を下げるのも皿洗い場がパンクする始末だった。

Sorry, Where is Water?

ホール作業をしていると外国人に聞かれたので案内するとセンキューと返され心が温まった。ホールが終わるといつも皿拭きをひたすらするのだが今日は違った。

 やれ再びホールに出ろだのビュッフェの食材を片付けろと普段ならば決してしない仕事までやった。

そして5日しかバイトに入ったことがないのに何故か皿拭き場では運びの指示や置く場所まで指示を出す。さながらバイトリーダーの様な範疇にまで手を出さざるを得なくなった。

 仕事終わりは透き通る青空と盆地ゆえの突然ヤカンを沸騰させたような暖かせで気持ちはなぜだかすっきりしていて。午後からのドイツ語授業には清々しく挑めた。

明日はゼミ?でフィールドワークしに行く。緊張感あるが努めて努力したい。

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