じぶん覚え書き

 一 心は単純化できないもの。そして自己の判断基準はいつも2つもつべき。片方の意見を取り入れることは容易に失敗を呼ぶ。だが、両方の意見を取り入れれば更に事が悪くなる時もある。

 一 人を動かすためには感情的になる必要もある。相手に自分の意を伝えるには、そこにどれほど想いを持つ理由があるかを伝える必要があるからだ。そう考えると人と対面する際に持つ感情と論理とはどちらか一つ選ぶものではなく。互いに拮抗すべきで否定される必要はない。

 一 自己に厳格で物事を貫徹できる者とそうでない者の違いはそこに志があるかないかではないかだ。では志とは何かと聞かれればそこに自分が居る必要に足りうる軸なのではないか。

 一 反骨心は常に表裏一体で持ち合わせておく方がよい。なぜなら秘した違和感が実は物事の核心を突くものであることは多く、それを何らかの形で口にするかないしは書き残す事によって、今や未来に何らかの影響力を持ち、後で自分や自分以外の人々の助けになることがあるからだ。

 一 面従腹背の姿勢は相手に悟られてはならない。そこに自分の正義に反しない志があるのであれば腹背せしことも正義になる。自分の背信の価値は時が経ってから見定められるものであって、今そこに価値などを見出すことは難しいものである。

 一 人を変えるために自分が変わってしまえば、自分の変えたい人が目指す自分の背中を失ってしまう。変わるべきは所作、礼儀、手段、意思、であるのに対して志と行動の筋は変えてはいけないのだと思う。

 

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