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[夜の音楽]Mrs.と”ナハトムジーク”徹底解説

・解説記事です
・Mrs.について人一倍話せるようになれます
・Mrs.とは?から説明していきます


[壱ノ章]Mrs.の基礎知識

メンバー:大森元貴(ボーカル、ギター…)、若井滉斗(ギター)、藤澤涼架(キーボード)
旧メンバー:髙野清宗、山中綾華、松尾拓海
特徴:POPで共感性の高い歌詞、青春や愛がメインテーマで時たま人生がテーマにあげられる
活動開始:2013年
名前の由来:青りんごのように熟さない姿勢で、中性的なイメージを付与したかったためMrs.を加える

メンバー詳細

1,大森元貴


・当時高2でMrs.を結成した当事者
・多彩(ダンスに編曲、プロデュース、作詞、イラストをほぼ1人でやる)
・好物→トマトパスタ 嫌いなもの→トマト
・特技はドラえもんの真似
・高い声の持ち主のいうイメージだが本人曰く「自分で曲作っててなんでこんな高い設定にしたんだよ!」とじぶんでキレているらしい

2,若井滉斗


・カメラが大好きで常に自分のカメラを持ち歩いている
・大森元貴とは中学時代同級生
・Mrs1熱い気持ちを持ってるがその感情を表現するのは苦手らしい

3,藤澤涼架


・大森からスカウトされた。理由は「雰囲気がよかった」とのこと
・楽器は全般的になんでも演奏できるらしく特にフルートは全日本吹奏楽コンクールにも出場するほどの腕前
・ムードメーカである反面真面目な姿もありメンバーからは尊敬されている

4,高野清宗
・元リーダーで最年長(2021年12月30日脱退)
・いじられキャラ
・ベース担当。メンバーからは「私服がダサい」といわれる

5,中山綾華
・元ドラム担当(高野清宗と同時期に脱退)
・ミセスの紅一点と呼ばれ女性らしからぬパワフルな演奏が魅力
・メンバーからの愛称は「メスゴリラ」

*松尾拓海については2014年に脱退しているため情報不足


[弐ノ章]ナハトムジークとは

この曲名はドイツ語で夜の音楽という意味合いです。類似曲にモーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」がある

この曲はMrsでは稀有な静かな曲で、人生や愛をテーマにしているような局長でした

2024/1/26公開の映画「サイレントラブ」の主題歌
*サイレントラブのあらすじは声を発することない少年:蒼(山田涼介)と視力を失った少女:美夏(浜辺美波)の2人の「世界で一番静かなラブストーリー」

[参ノ章]ナハトムジーク特徴、魅力



まず何といっても3オクターブ楽曲という大森さんの声帯の広さが遺憾なく発揮されています。

ところどころノイズや水滴音が聞こえてくるポイントも幻想的ですね

♪駄目でもいいー?のところでG#2まで下がっていて先ほどの裏声Aメロが嘘のようでぐっと心をつかまれます。

からのサビでは高音になります。ですがそこで終わらずサビ中間(1:04)でさらに半音上に転調するんですね。まさに奇跡の歌声です。

そこからサビ終わると同時に(1:29)で逆再生されて2番に入るのですがここで転調が戻っているんですね。さらに2番ではメンバーが水面に倒れていたりするんですがその時大森さんがドアップされるんですがよく見ると水面に反射している大森さんの口が動いてるんですね。

これは映画とも関係していそうで水面下が表面上の自分で地上が自分の内側の世界だという考察ができます。

少し飛んで2番のサビへ。1番転調したから2番も来るぞ!(2:28)と思わせてここでは転調しないんですね(代わりに最高音のF5がでてきてるのですが)

サビが終わると急にスピード感が出てきて疾走感のあるパートに突入します。私は一番ここが好きです。(2:58)では+1転調してすぐ戻ってくる箇所があるんです。これカラオケで歌えたら本業の方か、メンタルが鋼の人のどちらかですね。

さらにメッセージとして「ゴミみたいなもんでしょ、君は正しいんだよ」の歌詞から理不尽なこの世界でも君のせいではないと肯定して世界のほうが自分たちに会っていないんだといってるようです。東京グール作者:石田スイさんと価値観が似ているように感じます

ラストのサビは+2で転調して鳥肌確定です。そこから再びG5の高音が来るのですから1番と2番の特徴を圧縮して詰め込んだいいとこどりのサビが完成しています。



まとめ

躍進を続けるMrs.。その裏側には納得できるエピソードが散りばめられていて人気の理由も理解できます。そんなMrsに興味を1mmでも感じていただければ行幸です。この記事を書いた甲斐があるというものです。

では、次はMrsのライブでお会いしましょう。

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