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合歓の木の香り 〜パルファンサトリ ネム〜

みなさんこんにちは🌞。久しぶりの更新です。
やっと暑さが落ち着き過ごしやすい気温になってきましたね。
朝は肌寒く昼間は少し暑いくらいの気温なので服装の調整が難しいです。

合歓の木の花をテーマにした香水を鑑賞した。

今の時期に夏のお花をイメージした香水を見た感想を書くのはおかしいけど、合歓の木の持つ魅力と香りにひかれてしまった。感動がさめないうちにメモしておきたい。

はじめにトロピカルフルーツのような香りと甘さが強く感じられ、後からローズ、ジャスミンなど品のある香りがしてくる…。フルーツと花とムスク系のものがうまく調和している。合歓の花のもつ特徴をしっかり熟知しているからこんなに魅力ある構成ができるのだと感動した。

私は今まで香水を嗅いできた。その中でもこれは心から嗅いでよかったと思えるものだった。絵にしたくなるくらい想像力と自分の中にあるワクワクした気持ちが込みあげてきた。そして、合歓の木の花を間近で見たくなってきた。

パルファンサトリ ネム〈Nemu〉の香りの構成

トップノート
グレープフルーツ、ジンジャー、ライチ
ミドルノート
ローズ、ジャスミン、アイリス、バイオレット
ラストノート
ライトムスク、サンダルウッド、パウダリー

ここまで、感想が長くなってしまった。ごめんなさい。
いったい合歓の木とは何か、どんな性質を持つ植物なのかを簡単に説明します。

合歓の木について
概要
夏の夕方に淡いピンク色の花を咲かせる。
形は扇型で細い糸のようなものが放射状に広がっている。
おしべは濃い紅色をしている。花の部分に甘い芳香がある。
花の持続時間は短く、夜には閉じてしまう。
マメ科ネムノキ亜科に属する。
大きさ 高さ10m、直径30cm程度、逆三角形の樹形
太い枝が斜めに伸びる特性がある。

特徴
限られた時間でしか見られないものだ。葉は閉じる性質を持っている。
なぜ合歓の木の葉は閉じるのかについて研究している人もいるくらいだ。
一説によると、葉枕という成分が細胞内圧力によって光の強弱でふくらんだりしぼんだりするそうだ。
葉が眠る仕組みは葉の表面から水分が蒸発するのを制御する働きをもっているからだ。(ちなみにこの木の眠る仕組みは科学者にもわからないほど謎に満ちていたが、後にその仕組みがわかってきた。)


この香水は合歓の木の花の甘くて優しい匂いを忠実に再現しているだけでなく、日が沈んでいないころに咲き、いつの間にか閉じてしまう不思議な特性を持った花を香水にしたものだと言える。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Aosagi

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