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辛夷(こぶし)咲き 女 拳を突き上げる

 本日3月8日は「国際婦人デー」です。
 1977年に国連で定められたのだそうで。こちら↓↓↓で知りました。(会員以外は途中までしか読めんけど)

 3月8日に制定されたのは、今から109年前この日にロシアで女性工場労働者ら起こしたストライキがゆえんだという。
 当時、女性解放の機運はすでにあったが、きっとそれまでは、インテリ女性や上流階級の女性が中心であったのかもしれない。それが「一般」の労働者階級の女性にまで及んだということか。それでこの日になったのだろうか。
 発端のロシアでは、今ではこの日には女性に花やチョコを送るんだとさ。もう拳は突き上げんのかのう……。
 いや、今年はロシアン・オカンが中心となって拳突き上げるかもしれん。それに対してロシア政府は、女性兵士を持ち上げて高級チョコでも配るんかのう……。(← It's 揚げ足取り)

 話変わって、日本では、辛夷こぶしとくれば、昭和世代なら千昌夫の『北国の春』を思い出すのではないでしょうか。
  ♫ こぶし咲く~あの丘北国の~ああ、北国の春ぅ~ ♫
 この歌、わたしはどうしても本家の千昌夫ではなく、コロッケの顔で思い出しちゃうんですねれど、そういう同志は大勢いると信じている。
 辛夷の花というと歌のせいか北の花のイメージがあったけれど、当たらずしも遠からず。日本の北海道、一部を除く本州、九州の一部、韓国の済州島に自然分布している植物なんだそうです。九州は南国のイメージがあるけれど、けっこう寒くて雪が降るところもあるから、そういう所に棲息しているのかしらん。

 ところで「こぶし」を「辛夷」と漢字で書くと途端に漢方薬臭がしませんか? そのとおりで訓読みの「辛夷しんい」は漢方薬である。「辛夷清肺湯なんてあるもんね。
 「夷」という漢字には「蝦夷」の意味がある。するってぇと、古代においては、大和朝廷から見て、辛い――しんどい外敵のいる地に咲く花だったのかもしれんね……と思わず勝手に想像。漢字って表意文字だから、真偽はともかく、いろいろとイメージかきたてられちゃうのよね。
 そこからまたロシアのことを思い起こして、今のロシアにとって、本当にしんどい敵は何なんでしょうね、何て考えが湧く。どういう立場の誰がどういう視点から見るかで違ってくるのだろうけれども……。

 話が国際婦人デーからまたしても斜め蟹走りし始めたところで、おしまいにしときます。収拾付かなくなるからね。

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