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前と今の違い

まだ元気に働いていた頃、
まさかの私が癌患者になる訳はない?
と思っていた頃に、働いてる人に
「あんたの話し方何とかならないの?
 気持ち悪いから」と辛辣な一言が。
私は声がいわゆるアニメ声だそうで。
人に言われて周りに確認したら、
そうだよ。気付いてなかった?
と言われ初めてアニ声?な、なんだ。
その声と話し方がキモいらしい。
年齢を考えろ!
その年でキモい!
散々の言われ様だ。
地声がそうなら、親に言ってくれ!と言いたいが言えないし治せない。
話すのが怖くなりオドオドする様に。
メンタルが崩壊して辞めました。
1年持ちませんでした。

今癌患者となり明日がわからない。
強くなりますよ。そりゃーね。
来年生きてるやら?
天に召されてるやら?
で日々生きてるんですから。

その日にやりたい事はやる。
その日に伝えるべき事は伝える!  
その日に食べたい物は出来る限り食べる。
人に何を言われても流されない。
言ってる人は先があるが、私は悪化すれば
わからないんだから。
だったら遠慮はしない。
今だったら返す言葉がある。
その時は言われるまま流された。

気持ち悪い?
はい、そうですか?親に言ってくれます?
今は言える。
人は関係ない。
悪口を言いたければ言えばいい。
私には余計な時間はない!

病になり、強くなる。
泣いて怒って怒鳴り散らしてメンタルが崩壊して。それでも
沢山の事を数年でクリアーした強さがある
決して私だけではないはず。
皆日々戦っていれば強くならなきゃ進めないんだから。

私の戦いも天に召されるまで続く。 
自分の人生だ。
他人は関係ない。

沢山の事が日々あり乗り越えられない時もある。そんな時は先生に気が済むまで、話しをする。あっ、良き先生とは自分に合う先生、話しを聞いてくれる先生。その先生を探し見つけるのは自分。先生によっては話しを聞く事なくタダ流すだけの先生も居る。
例えば担当医の休みに当たった先生。
こちらの話は余り聞いてくれない。
そもそも凄い早口で話しを挟めない。何とか話すも治療待ちなんだから、良くなる訳ないでしょ?現状維持か悪化するかです。で終わりだ。ロクに私の顔も見ないし、担当医の先生の予約入れておきますね。
次回は彼女居ますから。
で終わりだ。
忙しい、とにかく先生達は皆様、超がつくほどだ。仕方ないのだ。
理解は出来る。しかし同じ女医さんでも、こうも違うものなのだなぁ~と思ってしまう。
私の前担当医の先生は転勤してしまい担当医がいない状態になった。転勤があるので仕方ない。覚悟はしていた。しかし患者側からすれば不安は消せない。
何かあった時に担当医が付いてくれていればかなり安心なのだが。毎回これからは違う先生何だなぁ~前担当医は男性であったが、とにかく患者さん第一であり、それはもうお世話になった。感謝、感謝である。
良き先生でありました。(;_;)
そしてフリーになった私。
2人の男性医師を得て、担当医はつかない。再発して居て又入院。その手続きやら何やらで◯◯先生の所へと言われ、勿論知らない先生だ。女医さんとは聞いて居たが、私には初めての女医さんだ。
婦人科の待合室で待って居たら、あら?可愛いい女医さんが…若いし。
◯◯です。私が担当する事になりました。あっ、手術して下さる先生ですね。
◯◯です。宜しくお願い致します。
と挨拶。優しい話し方、ゆっくり丁寧でわかりやすい。良かった。良い感じで。
手術不安だったが、この先生ならば安心だな~。色々説明してくれて書類を渡され
その日は帰宅。そして術後の外来でも何故か?その女医さんに当たる。その度に「先生?もしかして私の担当医になってくれるの?」と聞くのだが…イヤ、スカウトする。
ううん、ごめんね。手術したのが私だから今日は私が。担当医は難しいのよ。次の予約の日は違う先生になります。
そうだよね~うん、うん仕方ない。
手術してもらえただけでも満足しなきゃと自分に言い聞かせる。ところが何故か?毎回その女医さんに当たる。これは、期待しても良いのでは?でスカウトするが、答えは同じ。ウ~ン担当医はごめんね。
だった。4回目私も諦めきれずに、しつこくスカウトすると…な、何と!
「あっ!そうそう。私担当医になったの。   私でいいかしら?」と奇跡の返答が…
私はえっ?本当に。勿論先生がいいです。
そして3年近く担当医に。やはり私の目に狂いはなく当たりでした。言い方が失礼ですが。そしてビックリしたのは前担当医の先生が指導医だったとの事。御縁は引き寄せられるものだなぁ~と前担当医に又々感謝。しかし2024年7月いっぱいで転勤されるのだ。長くても3年で転勤すると話は聞いて居たから。
どうする事も出来ないのだ。しかし早めに現担当医からは話しを聞いていた。
メンタルが不安な私だからこそ、早めに話してくれたのだろうなぁ~
転勤が多く患者さんも多く、担当医は基本付かないと言われていたが、担当医が付いてくれたのだ。有難いし先生にはこれ又感謝感謝である。noteにも度々担当医の話は書いて居たのですが今回はかなり詳しく説明させて頂きました。 

私と病にはまだまだ先がある。
この先は不安定。8月以降は又々担当医探しなのだろう。自分に合う先生と巡り合う事を祈るばかりである。でも前の私と今の私は違う。諦めないで進む事を学んだから。

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