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桜とランドセル=詩

昨日神社に行って見た。
ランドセルを背負って
あの娘が居た。
4月から新1年生。
母親が一緒。
多分祈願に来たのだろう。

母親似のあの娘は可愛いく
育っている。
偶然に感謝しないとな。
本来は見る事も出来なかったろう。
ニコニコと笑顔で真新しい
薄紫に両端に小さな花の
模様が入ったランドセル。
まだまだ大っきなランドセル。

そういえば
あの娘は紫色が
好きだったな。

君が小さな頃
君と別れた。
もう2度と姿は見れまい
と諦めて居たが
まさか神社で会うとはね。

昔からこの神社には
世話になっていたからかな?
何か行事がある度に。
忘れてなかったんだね。

桜の儚さと
私にも似ている
君の顔。
正面から見て居るのに
君に触れる事はもう
出来ない。
君が私に気付く事もない。

私には君が見えているのに。

母親と一緒に歩く君の人生に
幸あれと願っているよ。


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