ADHD息子の友達とのトラブル。


息子、小学2年生になった。

今年も、担任の先生に恵まれ、授業中離席もなく授業を受けられている様子。
まぁ、まだ慣れていないからだろうから、余分な期待はしない。

これからずっとそうできる、とも限らないからだ。
何かが起こった時に、がっかりしたり右往左往しないように、過剰に楽観視しないようにする。

「今は」できている、だけだ。

今を積み重ねたら、いつも、になるんだろうし、
いつも、になったら当たり前になるんだろうし、
当たり前、になったら、過去は笑い話になるんだろう。

それまでの道のりは、きっとまだまだかかる。

息子、本人には言わないけど、なんとなく2年くらい遅れている(私の勝手な感覚で)ので、今やっと5歳くらいかな。
席に座っていられる事も増えてくるだろう。

2歳くらい、は、こう思っておくと、私が楽になるからだ。今の2歳は大きいけれど、大人になったら大差ない2歳と思う事にしている。

36歳と38歳、52歳と54歳、80歳と82歳、
ほんと、大差ない。

さて、本題のお友達とのトラブル。
親としては、切ない話しだ。

外遊びをしていて、保育園の頃からのお友達と昨年同じクラスだったお友達3人が、サッカーをすることにした。2人は、サッカーを習っていて、上手だしルールもわかる。

息子はサッカーに興味があり、やりたいので、「いれて」と言った。息子としては、今までも一緒遊んでいたから、入れてもらえる、と思っていたのだろう。

でも、お友達たちは、「いやだな、ちょっとイヤだ」

息子が理由を聞くと、
「イヤだと言ってもやめてくれない」
「ルールを守らない」
「押したりする」
「ボールを設置している時に蹴る」
「すぐ怒る」

前に遊んでいた時にあった事を言われて、イヤだ、と言われ、言い返す言葉もない息子。

「じゃあ、いいよ!」とボールを遠くに蹴って、別な所へ1人で行った、、、らしい。

親として、事の顛末を聞いて、辛かった。
きっと、息子は辛かっただろうな、と思って、辛かった。
嫌なことしてしまうけど、友達は好きだった息子だから、一緒に遊べる、と思っていただろうから。

とはいえ、相手の子供達が言っていることはよく分かる。過去、息子がしてきてしまった事、これまではそれでも遊んでくれていたけれど、イヤだ、という気持ちは、よく分かる。

正直、親でも時々、イヤになる。
子供達が、そういうのも、無理もない。
彼らは、少ない時間の中でサッカーを楽しくやりたいのだから。邪魔はされたくない。

迎えに行ったら息子、いつもと違って表情が固かった。
先生とお話しした後、息子に話しを聞きたいとの事で、息子を呼んで話をした。

寝っ転がったり、ふざけたりはしながらも、表情は固い。
ひざにのって安心したのか、ポツリポツリと話し出す。

「ルールがわからない、線もないし。なんでみんな怒るの?遠くに蹴っちゃいけないの」と言う。

校庭には線を引いてはいけないから、はっきりしないところはあるらしい。
でもサッカーを習っている子たちの共通認識を息子は持っていない。だから、ルール破りになってしまうし、やっぱり、上手く出来ないとイヤな事をしてしまうんだろう。

パパと週末、公園でサッカーの練習していたのも知ってるので、息子辛いだろうな。

本格的にやるならルールもはっきりしているが、低学年の子ども達のルール、ふわふわしている部分もあるから、息子が理解するのは難しそう。

こういう話し、段々と増えてくるんだろうな、と思う。
息子は、言動を改められるのか、お友達と上手くやる方法を見つけられるのか。

親の私は何をしてやれるんだろう。  

帰り道では、シクシクと泣き出す息子。
手を繋いで、慰めるしかできなかった。


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