ボタニカルアート展
先日、植物画展(ボタニカルアート)を京都府立植物園に観に行きました。
ボタニカルアートは、もともと写真の代わりに描かれた植物画がアートとして注目されたものです。
大きさも正確に。小さく描く場合は正確に縮図にして、何分の何とキチンと表示されてます。
葉っぱの葉脈や棘の一本一本、うぶ毛の一本一本に至るまで正確に描き込みます。
根っこを描く時も、からんだ根っこごと正確に書き写していきます。
種や実、細かい花びら、オシベ等、数まで数えるそうです。
鉛筆でデッサンした後、水彩でなんども丁寧に色を重ね仕上げていきます。
気の遠くなるような作業です。
水彩画とは全くの別物です。
父は名古屋に住んでいた頃に始め、大阪に引っ越してからも良い先生とご縁があり、コツコツと続けています。
毎年この時期に京都府立植物園で展覧会があり、それを目指して頑張っています。
今年は『鶏頭』(ケイトウ)を出品しました。
全国から作品が送られてきて、力作がずらっと展示されています。
細部まで描き込まれた繊細な作品たち。
一瞬を切り取る写真も素敵ですが、写実とはいえまた違う熱量を感じます。
気の遠くなりそうな細かい作業の繰り返し。
本当に見入ってしまいます…。
雑な私には到底ムリ。
絵画も色々なジャンルがありますね。
ボタニカルアートは、植物学的な視点で『この植物の特徴は何か?』と解らせてくれながら鑑賞できます。
皆さんもぜひボタニカルアートの世界に触れてみてくださいませ。
読んで下さってありがとうございます。
◆第11回植物画展◆
京都府立植物園 植物会館1階展示室
R5.9.8(金)〜9.17(日)
◆京都府立植物園◆
〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町
TEL 075-701-0141
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?