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野球を始める事へのハードル ①野球というスポーツ自体が難しい

野球というのは本当に難しいスポーツです。
ルールも難しければ、スキルも難しいスポーツです。

昔はテレビ中継で巨人戦が当たり前のように放映され、空き地でキャッチボールやコンニャクボール野球をやる子供たちがたくさんいました。

今となってはテレビであまり野球中継は放映されず、公園でのボール遊びは禁止、自宅でスマホゲームやNintendo Switchで遊ぶ時代となってしまいました。。。

遊びやテレビで何となく野球に触れてきた昔と違い、今の子供たちは野球についてまったく分かりません。

ましてやボールを投げる経験も少なく、体力テストで子供たちのボールを投げる能力だけが著しく低下しているそうです。

子供たちに野球を指導している中で、私たちの思っている野球の当たり前が、今の子供たちには通用しないと思う事がよくあります。

初めて野球を体験してもらう上で、上記のような現状を理解している必要があります。

軟式ボールが怖ければ、柔らかいボールから始める。必ず顔の脇(グローブ側)にトスしてあげる。それが出来たら反対側、それができたらランダムなど徐々にレベルを上げていきます。また、幼児や1年生などはキャッチボールではなく、ストラックアウトなどを行うと一生懸命やってくれます。

このように技術や目的を一段、二段と下げるという事も考えながら指導にあたる、体験してもらう必要があります。

バッティングに関してもティー台を使ったティーボール野球から始めると、誰でもバットに当てる事ができて盛り上がります。

ストライクカウントもアウトカウントもないので比較的簡単にプレーする事ができます。

ティーボールの導入によって、子供の野球人口に歯止めをかける事に成功した地域もあります。

体験に来た低学年の子が投げた球を打ち返すのはなかなか難しいと思います。

体験に来た子にボールが捕れない、バットにまったく当たらず、野球つまらなかったという思いだけは絶対持たせないようにします。

このように、まずはボールやバットを初めて扱う子でも、楽しく簡単に取り組める内容を考え、『野球というスポーツ自体が難しい』というハードルを下げてあげる必要があります。

選手に入ってもらうための体験会の運営方法などは、後日アップしていきたいと思います。

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