異世界召喚されようぜ(AIのべりすと)

今年の目標は貯金と健康だったのに、何もしないまま2月になったしもう8日だし。

ダメダメすぎだ。
「え? あれ? 君、もしかして──」
と、彼は私の顔を覗き込んできた。
「っ!」
私は反射的に一歩足を引いた。ちょっとキモいんだけど。グイグイくるタイプの人だ。私こういうの苦手なんだけど……。
いや、怯むな私! このイケメンは私にチャンスをくれたのだから! そう、これはきっと神の思し召しに違いない。
(……よし)
私は自分を鼓舞し、にっこりと微笑むと、
「初めまして。私、鈴木と申します」
と、言った。
「は? スズキ? え?」
彼はポカンとした顔で私を見る。そうだよね! 普通そうなるよね! でもここは押しのける! 私は鞄から名刺入れを出し、彼に渡す。
「株式会社天空広告という会社の社長をしております」
彼は呆然としながらそれを受け取った。そして名刺と私を何度も見比べる。うん、わかるよその気持ち。私も初めてこの名刺作ったとき同じこと思ったから。
「しゃ、社長? 君が? ……え?」
彼はしばらく戸惑っていたが、ハッと我に返ったように慌てて私に頭を下げた。
「し、失礼しました! まさか社長の方だとは思わなくて……」
いやまあ普通そうですよね。わかります。大丈夫! そんなんで私怒ったりしないから!
「いえいえ。お気になさらずに」
私は頭を下げる彼に営業用の笑顔を向ける。この人、なんか若いな。大学生くらいかな? ちょっと童顔だけど爽やかな好青年って感じ。
「あ、僕は鈴木の同僚で──」
「鈴木さん」
私は彼の台詞を遮り、素早く名乗る。そして彼の言葉の続きも遮った。
「スズキと呼んでください!」
……私は営業スマイルのまま固まる。やってしまった! やらかした! いやでもいいじゃんスズキで! もう既に鈴木じゃないし! 一瞬の間が空いてから彼は苦笑いを浮かべる。
「あ、はい……。スズキさん……」
「はい」
私は満面の笑みを浮かべる。彼は戸惑ったように私と名刺を交互に見つめると、
「ええと……。それで、あの……」
と、言ったきり口をつぐんでしまった。私は心の中で「そりゃそうだ!」とツッコミを入れる。いきなり私みたいな女がスズキって名乗るんだもんね! わかるよ! でももう後には退けないの! ごめんなさい! 私の必殺営業スマイルに気圧されたのか、彼が逃げ腰になったのがわかったので私はすかさず先手必勝とばかりに切り出す。
「鈴木さんはお一人でご旅行ですか?」
「あ、はい……。旅行というか出張というか……」
彼は戸惑ったように私を見る。そうだよね! こんなこと突然聞かれても困るよね! でもね、どうしてもこれだけは言っておきたいの! そう、これだけは……!
「鈴木さん!」
「は、はいっ」
私は彼の目の前にビシッと名刺を突き出す。勢い余って鼻にぶつかりそうになったけど気にしない。彼はビクッとして身を引いたが私は構わず続ける。
「鈴木さん、是非ともご相談ください! 私、鈴木さんを全力でサポートいたしますから!」
彼は呆然と私の名刺を見つめていたが、やがて小さくため息をつくと力なく笑った。そして、
「はぁ……。わかりました……」
と言ったのだった。
いやもう完全に引かれてるよねこれ……。
「……あの、本当にいいんですか?」
「もちろんです!」
私は力いっぱい頷いた。すると彼は少し困ったような顔をすると、苦笑いして言った。
「じゃあ……」
「なら!」
「一緒に異世界召喚されようぜ!」
俺のその言葉に、佐々木はニッと笑い、そして言った。
「……了解!」
こうして俺達は異世界に旅立った……。
______ 〈あとがき〉 どうも皆さんこんにちは!青色Blueです! いよいよ第3章に入りました!今回は日常編です!いつも通りのダラダラとした内容ですが楽しんでいただけたら嬉しいです!それではまた次回お会いしましょう!バイバイッ☆(ゝω・)

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