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紅樽坊 神楽坂

町場の中華は大変な人気で、入店するのが難しい。
そのようなお店は、経営者が日本人で2代3代とお店を引き継ぎ、日本人に理解されやすい味になっているような気がする。


それに対して、中国本家から上陸した感じのお店がある。日本語で注文を取れば、後は店内の会話は中国語。それでも、厨房の様子を見ていて、このコックさんではこんなものか、などと勝手に期待値を変えていた。
先日、お店に行ってみたらコックさんはやや年の入った方一人、それで全ての料理をこなす。


五目タンメンを注文した。タンメンの出汁の効いたスープが食べたかったので。
それで少しだけ野菜と、沈んでいた麺を食べたのだが、それが驚くほどに熱い。タンメンの表面は油で覆われていて熱を逃がさない。それで、驚くほどの熱さが口の中に広がった。
水物は一緒に注文した紹興酒の常温しかない。口蓋の上方を厳しく火傷してしまった。それで翌日からは口に優しいものを選びたくなる。それでも、この選択は後悔していない。

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