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「卒業旅行」を一生残る思い出にするために。 in イタリア

2月に「卒業旅行」と題してヨーロッパに旅行に行きました。
ここではそこで感じたこと、考えたことについて書いています。
是非ご覧ください。今回は第三弾。



パリから向かったのはイタリア。

まずは飛行機でヴェネツィアに到着。

深夜0:00過ぎにヴェネツィアに到着したため、ホテルまでは少し治安など気を張っていたが、無事到着。

まるで水没したような街並みはやはり夜でも素晴らしく、ホテルまで急足のはずが思わず減速したくなる。

ホテルに到着し、翌日の1日しかないヴェネツィアを楽しむため、寝る支度をして就寝。

ヴェネツィア


ホテルの部屋の扉の向こうから人の話し声がし起床。
普段なら鬱陶しいはずの睡眠を遮る話し声が外国語であるため、なんだか嬉しい気分になる。

ホテルで朝食を済ませ、ゴンドラ乗り場へ向かう。

ゴンドラは事前に予約してあり、5人乗りであった。
いざ乗ってみると、ゴンドラからではないと見えない景色に感動した上、橋の下を通ったり、建物の間を抜けることで、昔の生活を想起させられとても良い経験だった。

人が漕いでくれ、モーターなどの音がないためか、ゆっくりと時間が流れる感覚でとても気持ちが良い。

その後はやっぱりシーフードでしょってことでひたすら食べた。

イタリアに移動して初のパスタはボンゴレ。

太麺なところも美味しいし、味付けも濃すぎず飽きることのない美味しさ

めちゃめちゃ美味しい。美味しすぎて昼ごはんは2回食べた。

2回の食事により満足し、カフェでもと思うと、ティラミスがヴェネツィア発祥ということに気づき、急いでお店を探した。

左はホイップで右がティラミス
甘さもちょうど良い

ヴェツィアは「水の都」と呼ばれる街並み全体だけでなく、街中も細い道が入り組んでいたりと散歩するだけでもかなり楽しい。そして食が絶品。

短い時間だったけど来て良かった。

鉄道に乗ってローマへ移動。 

4時間超の移動の末、20:30ごろローマに到着。

ホテルの目の前のレストランに向かう。
ブルスケッタ、プロシュート、カチョエペペ、マルゲリータとフルコースで堪能。

比較的安いが、どれを頼んでも美味しい(La Famiglia)

イタリアはご飯が美味しすぎる。

明日から2日間のローマに向けて就寝。


ローマ1日目


晴れている。
パリ、ヴェネツィアはずっと曇っていたため、晴れているだけで気分が上がる。

パリとはまた違う街並みを歩き、はじめに向かったのはトレビの泉。

マップを頼りに目指していると、水の音がしてきて近いと感じた。

そして、道を抜けるとトレビの泉。
太陽に照らされ、白系の石で作られた建物がとても美しい。
そしてそこを流れる水と水の音。かなり好きな雰囲気だった。

人が多く写真を撮るのにも一苦労


その後はスペイン広場、サンタンジェロ城、と回った。

昼ごはんは楽しみにしていたカルボナーラ。
この旅行で1番食べたかった。
日本のものよりもベーコンに塩味がしっかりついており、濃厚なソースにピッタリ合っている上、パスタも太麺でとても美味しい。


2人前
La Fraschetta di Castel Sant'Angelo


その後はバチカン市国と回り、疲れたのでジェラートで小休憩。

ローマの街にはジェラートショップが多い

その後はナヴォーナ広場へ。

噴水がある広場であり、なんとなく異国感が強い。
写真も撮りやすいので、是非。

そして晩御飯。
昨晩と同じレストランへ。
この日はアラビアータ。
麺タイプ以外のパスタも食べてみたかったので選択。

アラビアータ


ローマ2日目

この日も晴れ。嬉しい。
朝からイタリア発祥のマリトッツォを頂く。

マリトッツォとパン
コーヒーはエスプレッソが主流


コロッセオへ向かう。
大きさに圧倒された。予約していなかったので、中まで見ることはできなかったが、建物から歴史を感じる。なんでこのような形にしたんだろうと思った。
(コロッセオ、近くにあるフォロ・ロマーノはかなり混んでいるため、中に入るには予約が必須だと感じた。)

そしてこの日もカルボナーラ。
カルボナーラ発祥のお店、「ラ・カルボナーラ」。
もともとくる予定ではなかったが近くにあったので来店。

観光客の日本人がかなり多く、少し落ち着く空間であった。

王道スポット
迷ったら行くべき


(書き忘れていたが、ローマではフランスパンが水のような感覚で出てきて、はじめに出されるし、なくなれば補充してくれた。)

その後はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂へ。

白い建物に、両側のイタリアの国旗が靡く。
綺麗な建造物で、建物からはローマの街並みも見渡せてかなりオススメなスポット。

その後はパンテオン、そして2度目のトレビの泉を周り観光は終了。

最後に夕ご飯にパスタ、ピザを頂き空港へ向かう。。

旅行での気づき

この旅行は初めての海外ということもあり学ぶことが沢山あった。

①挨拶は大事
挨拶はやっぱり大事であることに気づいた。
言語が違う環境に行ったからこそ気づけたのだと思う。

お店に入店するとしっかり対応してくれるか、コミュニケーションを取れるか不安があったが、「メルシー」、「チャオ」と言うと快く返してくれる。

その1ラリーで一気に互いに気分が良くなるし、不安も多少解消される。

挨拶は全ての始まりで、相手にとって自分を印象付けるものである。
だから、欠かしてはならないし、適当に済ませてはいけない。
マナーと思って済ますのではなく、気持ちを込めて行った方がお互い気持ちがいいと思った。

4月からは挨拶も多くなるが一つ一つに思いを乗せて丁寧に行いたいと思った。

②学びは大事
これは幾度も感じた。
美術館巡りでは、絵の詳細とか時代背景とか知らなくても、絵を見ればすごいと思うし、感動はできると思う。

でも深く知っていれば、より楽しむことができるし、より経験を濃いものにできるのは間違いない。行くからには濃いものにするべく少しでも学んでおくべき

また、やはり語学学習。
「where are you from」はかなり聞かれた。
中学の初級定番例文でありながら、ネイティブから突然聞かれると少し頭で考えてしまう。

英語が話せればもっと色々な場面を楽しむことができるし、多くの人とコミュニケーションを取ることができる。
最も自分の世界を広げてくれる手段だと思った。コツコツ頑張りたい。

また、日本出身と伝えると「ありがとう」や「召し上がれ」などの声をかけてくれた。
自分の母国語でちょっとした1単語を言ってくれるだけで、どれだけ嬉しかったか。安心したか。

このようなちょっとしたおもてなしは素晴らしいと思ったし、距離が縮まると思った。
自分も今後日本にいて、そのような場面があれば気の利いた1単語を話せるよう学習したいと思った。

学びは人生を豊かにすると本気で思ったし、学び続けることが大切であると本気で思った。
学生生活は終わるが学びを終わりではなく、一生涯学び続けるのだと思った。


③経験することは大事

①も②も一歩踏み出して海外旅行を経験したからこそ感じられたことである。

あまり挨拶について深んく考える機会はないし、ふとした時にヨーロッパの美術について学ぼうとは思わないと思う。
ヨーロッパに行くという経験をしたからこそ挨拶は重要だと思ったし、知らなかった事も楽しく学べた。

学ぶための機会を自分から作るために、難しいことは後にして、とりあえず経験してみようと踏み出してみることが大切であると思った。

そして、一歩踏み出せば、素晴らしい経験が待っていると思った。

やってみないと何が起こるか、どんな学びがあるかわからない。

新しく始まる新生活でも様々な経験を重ねていきたい。



と、生きていく上で超がつくほど当たり前な3つの事に気付かされる旅となった。

社会人になる前の「卒業旅行」として一つの正解かもしれない。

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