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満喫、シンガポール2

今回のツアーで利用するのはLCCのスクート航空。出発が午前9時で、集合はその2時間前の午前7時。

我が家は成田空港に行くのに、乗り換えが一度しか発生しない、便利な(!)場所にあるのだが、午前7時に成田に集合するのは、残念ながら手段を選ばない限り、不可能に近い。無理をして焦るのも嫌だ。そして同行する妹は地方に住んでいる。LCCはそういう不便さを伴うのが欠点だ。したがって、今回は成田に前泊することにする。

成田のホテルにもランクがあるが、相談の結果、1泊2人で7000円弱で泊まれる安いところを取った。チェックインは午後3時なので、早めに入ろうと思った。その値段でも、部屋こそ若干狭いものの、アメニティもスリッパも寝巻きも揃った清潔なところに泊まることができて、日本はなんて便利な国なんだ、と感謝する。

成田駅で降りたのは初めてだが、駅前にピーナッツ最中が有名な米屋が店舗を構えている。今回の旅に出たのが2024年初の三連休であったため、まだお菓子の開運箱を販売している。
お菓子は旅行先で買えばいいや、と思って家からは持参しなかったので、私は早速買うことにする。さすがに日本でお菓子を買うことは想定していなかったが、ピーナッツ最中が2個入っていたので、ホテルで妹と食べるのもいいかな、と思った。

ホテルまでの距離は少しあり、下り坂もあったので、この坂を明日の朝、登って駅まで向かうのはちょっと大変だな、と思っていると、ホテルから朝6時半発で無料送迎バスが出ていることかわかる。チェックインの時に、それを2人分予約する。
ホテルまでの道のりには菜の花が咲いていて、さすが千葉、暖かいのだろうかと思う。

ホテルに着くと、ピーナッツ最中を食べてひと息つきながら、妹の到着を待つ。しかし妹の乗った京成線が人身事故の影響で遅れるという。私たちは成田山新勝寺にお参りに行こうと考えていたが、遅いと暗くなるので、私は一人、先に出かけることにした。
成田山新勝寺は、名前は聞くものの、行ったことがなかったので、この機会に行ってみたかった。ホテルからは歩いて10分強だ。立派な門前町が賑わっていて、なかなか見応えがある。門を潜って本殿も、なかなか立派だったし、参拝者も多かった。
思ったより早く、妹も成田に到着できたようなので、参拝するよう勧めると、後を追ってやってきた。妹を待っている間におみくじを引いたら、大吉が出たので満足した。

参拝を終えると、スーツケースのベルトとエア枕を忘れたという妹に付き合って、大きめのショッピングセンターに買い物に行く。100円ショップが入っていて、そこでどちらも揃ったので感心する。激安だ。日本に外国人観光客が大挙するわけだ。
夕食は、成田の名物だというのでいちど食べてみたかった鰻重を、2人で食べた。柔らかくて美味しかった。

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