海外旅行慣れしていないふたりが、新婚旅行でニュージーランドに行った話#7
-Day6-
旅もだんだんと終わりに近づいていた。
前半に予定をぎゅっと盛り込んでしまったので、さすがに疲れも溜まってきたところだったが、今日は元々休暇日。
そして天気は予報通り曇りで、本当にタイミングが良かった。
午前中ワナカを観光し、クイーンズタウンに移動。
そしてレンタカーを返却する。というだけの、のんびりプラン。
そう。心も身体ものんびりプラン。のはずだったのに、この日は「イライラ・ハラハラ・アセアセ」3点特盛りコースの1日となった。
ワナカ湖へ
ホテルのチェックアウトを済ませ、ワナカの観光スポットである「ワナカ湖」へ向かった。
ワナカ湖はニュージーランドで4番目に大きい湖。
テカポ湖のようにミルキーブルーのような色ではないが、Wanaka Tree と呼ばれる木が1本だけ湖から生えていて、これが写真スポットになっている。
ただ天気も天気だったので、ここはサクッと終了。笑
このあとアウトドアショップを回ったり、街を少し散策したりとゆっくり時間を使う。
ワナカは春夏はカヤックやキャニオニング、トレッキング、そして冬はスキー、スノーボードを楽しむことができ、アウトドアが盛んな街でもある。
そのため散策していてもアウトドアショップが多かった印象。
ただ物価高ということもあり、どれも日本で買うよりも高かったのでここでは何も買わずに終わった。円安め。
小腹が空きカフェに入るも、イートインはなし。そのためテイクアウトをした。
※ニュージーランドではテイクアウトの事をtake away と言う🗣️
コーヒーとドーナツを買い、近くのベンチでモグモグタイム。
ワナカ湖の畔は一部公園になっていて、ベンチや各所にゴミ箱、公共トイレが設置されている。
天気が良かった昨日通りかかった際、この一帯にはレジャーシートを敷いて寝ていたり、ピクニックをしていたりと人がわんさかしていた。そんな場所だったにも関わらず、ゴミが落ちていない。街が綺麗だ。
これはRoys Peak Trackを歩いていた時にも感じた事だけど、場所が変わって街であっても変わらずなのは驚いた。
日本はゴミがなくて綺麗だ!とよく聞くけれど、ニュージーランドも多分同水準、劣る点ないのでは?とふと思った。
次の街、クイーンズタウンへ
ワナカからクイーンズタウンまでは車で1時間ほど。
といっても、ひと山越えるような山道ロードだったので、途中休憩を挟みつつ車を走らせる。
そしてクイーンズタウンに到着。
クイーンズタウンはその名の通り「ビクトリア女王が暮らすのにふさわしい街」と称されていて、ニュージーランド随一のリゾート地だそう。
確かに街を歩いているといろんな国の方がいた。街並みも綺麗で、THE観光地。という雰囲気をはじめに感じた。
特盛1点目 イライラ
時間は既に13時半を過ぎていた。
さすがにお腹減ったね。と、食事ができるところを探し始める。
しかし良さそうなお店は満席だったり、14時でCLOSEしていたり、入れるお店が中々見つけられなかった。
(調べるの下手くそだったのかもだけど)
「どうする?今私なんでもいけるよ。」
Googleマップに「レストラン」「カフェ」「肉」「イタリアン」「ラーメン(?)」とキーワードを入れ、ピンが立ったところを開いては閉じ、どこ行くかも決まらぬままぐるぐると街を歩いていた時だった。
…あ。そろそろ来るかも。
ハッと思い出す。そして、勘が当たる。
「腹減った。どこでもいい。早くしよ」
…きた!腹減りアラート!!
旦那は腹が減ると怒りの沸点が急降下する。
イライラしてるな?と感じる時は、だいたいお腹を空かせていることが多い。
このアラートにはもう慣れたが、旅行中でもあるのでなるべく良好な関係のままやり過ごしたい。しかも海外となると、頼れる相手は横にいる旦那だけだ。
「そしたらここは?ナチョスだけどまだ空いてるし。」
じゃ、そこで。と言いお店の前まで行くも、
なんかちげぇな。とまた調べ出した。
「いや、なんでもいいって言うたやん」
と、喉まで出かけた言葉をグッと飲み込み、また歩き出す。しかしまた同じ場所を歩いているだけで、まったく事が進んでいない。
「んーじゃあここは?」と言うも
「なんかちげぇ」
そしてしまいには「この決まらない時間がイライラする」と。
…あかんわ。
「いやいやなんでもいいって言ってたじゃん。なのにあーだこーだ言ってるから決まらないんじゃん。この決まらない時間にイライラするだったら、すぐ入れるお店に入るのが1番の解決策なんじゃないの?」
と、喉まで出かけた言葉を上塗りするかのように腹の底に秘めていたものが全部出てしまった。
…やべ。言いすぎたか?
恐る恐る横を見る。
「そりゃそうだな。ごめん。さっきのとこにしよ。」
え?!なにそれ?!
火に油を注いでしまったと思っていたので、この反応には驚いた。
ナチョスのお店に向かうまで、ごめん〜と私の二の腕をプニプニしていた旦那。
いつもお互い言いたい事を我慢せず言ってしまうので、よく噛みつき合う私たち。ただ頭の回転が速い旦那にいつも言い負かされていたのだったが、今回ばかしは私の勝ちだ。
でも、なんか旦那めちゃ成長したな?温厚になった?いや、私が強くなったのか?と、ちょっと感動した瞬間だった。
※グチに聞こえますが(半分合ってる)、ちゃんとこの記事は旦那も見ていているのであしからず。
ようやくありつけたご飯だったが、ボリュームがありすぎて食べきれず。
店員さんに伝えたらなんと持ち帰り容器をくれた。Thank you so muchすぎる。
初めは紙だったけど、ナチョスがベタベタするからとタッパくれた?感じ。
レンタカー返却
その前にホテルにチェックインをし、荷物を置かなければならない。
泊まる宿はここ⇩。2泊する。
駐車場探しにかなり苦戦したのだが、それもまた思い出。(道を譲ってくださった美人女性はきっとこの先も忘れられない)
無事にチェックインを終え、部屋に荷物を置くだけおき、すぐに出発する。
ガソリンスタンドに寄ったあと、レンタカー店舗へ。
返却時の車の傷チェックは日本とは違って念入りにしていた。しかし特に問題なく終了。
(ただ相変わらずほにゃららペラペラ‼︎で何を言っていたのかは不明︎)
4日間ありがとう、Rav4。
そしてクライストチャーチ店舗のお兄さん、ありがとう。※#3で語っています。
バス停まで送迎してもらい、ホテル付近まで市内バスで戻った。
next.
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