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【認知症介護メモ】猫と暮らして3カ月

2022年11月、保護猫シェルターから我が家に迎え入れた
キジトラのオス「はむ」くん。

写真では人懐っこく、妻の腕にアゴを置いて寝ているが、これはレア写真。

家族以外の人の前には、一切姿を表すことのない、
「超」が何個もつくほど、ビビりな性格。
インターホンが鳴ると、とっさに裏の物置場に隠れる。

シェルターでの初対面で、いきなり私のヒザで寝たことがウソのよう。

「猫と暮らして、様子はいかがですか?」なんて聞いてくれる、
ケアマネージャーさんさえ、猫の姿を見たことがない。

ただ、部屋に置かれた3段式ケージやエサのうつわ、猫用トイレを見て、
「猫を飼っているのは事実」と認識されている。

一緒に住んで3カ月が経過。
いまのところ、母と猫との間にマイナス面は見られない。

変わったことといえば、猫が、ふらっと、
母の部屋に立ち入るようになった。

入ったところで、特に何もしない。まるで見回りをしているかのよう。

欲をいえば、猫と母がキャッキャと遊ぶくらいになってほしいが、
まだ距離がある。

母は猫を見ると「おいで」と話しかけるのだが、
猫の腰が引けている。甘えに行かない。

家が二世帯仕様の間取りのため、
猫は妻や娘、私が住むスペースで主に過ごしている。
そのせいか、我々にはベッタリの猫。
「我々に甘えるような感じで、母にも甘えればいいのに」と思う。

母は猫を呼ぶとき、相変わらず、昔飼っていた猫の名前「ブッチ」と呼ぶ。
「ブッチ」と「はむ」。毛並みも色も一緒の猫なので、勘違いは仕方ない。

もしかして違う名前で呼ぶから、「はむ」が寄っていかないのか・・・。

母が呼ぶ名前が「ブッチ」から「はむ」に変わったら、
それは大きな一歩。次の小さな目標にしてみる。

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