ゴミ収集日の朝は
百メートル先の所まで
妻と共にゴミ袋を提げて行く
近頃持ち運ぶゴミ袋の数も量も増えて
妻の五十肩ストレッチとしては過重になっている
赤ちゃんの紙オムツの分が増えたからだ

たっぷり吸い込んだオムツは手に乗せるとずっしりとくる
オムツ１枚はくるくると丸めると１個となる
１日10枚くらい拡げては丸める
双子なので
その２倍の20個
週２回のゴミ収集日までの４日分となると
約80個
家庭ゴミと併せると相当な分量になる

ゴミを置いた後は10分程度のショートウォーキング
解放された腕を振りながら
抱えてきた重みはすくすく育っていることの証しだと
妻がほほえむ
刻々と自己更新していくことが生命活動であるならば
この重量は生命の旺盛な展開を実感させるものだ
思えば
私たちのモノは隠されてしまうけれど
４日分ともなれば双子の赤ちゃんの比ではないくらいの
生命活動に伴う重量を生み出しているはず
生きているということだ