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こもれび1

枯れ葉を踏む、音
葉群れを震わす野鳥の、声
それだけを耳にしながら
どこまでも木洩れ日を、歩く
 
不意に
どこかに迷いこんだかのような、錯覚
いったん覚めれば
もう戻れない
このときだけの、時空




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