アルバイト経歴について書いていた。
その続き　

1.初めてのアルバイト　巫女
2.悲しいばかりの精肉店
3.青春だったパチンコホール
4.イベントスタッフ
5.いろんな仕事があった派遣
6.コールセンター２種類
7.新卒　金融営業職
8.昇格　人事採用職
9.初めての飲食店

5 いろんな仕事があった派遣
イベントスタッフは楽しかったけれど、野球のシーズンが終わると出勤できる日が減ってしまった。
生活費がかかっていたわたしは、バイトをしなければいけない。
理由は忘れてしまったのだけど、なぜか派遣会社に登録した。

最初の仕事はクレジットカードの営業。
営業なんて初めての経験で、見よう見まねで、店頭のお客さまに声をかけまくる。
心が折れそうだった。露骨に嫌な顔をされているのを見ると流石に凹んだ。
けれど、その分、優しく話をかけてくれる方が嬉しかったし、「頑張っているね」と言ってくれる人に支えられていたと思う。
この仕事が、軸で他にもいろんな業務を経験した。

他にはスーパーの試食スタッフ
キウイを切りまくり配りまくる。
いろんなスーパーに出向いては、キウイを切りまくり、残った在庫は家に持ち帰れと言われ、一人暮らし用の冷蔵庫がキウイで埋まった。
キウイノルマがちゃんとあって、あんまり覚えてないけれど、キウイの売上がいいとオーストラリアに研修に行けるみたいだった。
オーストラリア帰りのお姉さんが、キウイを配りまくる手際の良さがすごい！と感動していたんだけど、
いま、考えるとオーストラリアにキウイの配り方を学びに行っていたのかな？？？

次にカメラマンのアシスタント。
スポーツ大会やイベントの時に、カメラマンに付き添って、「カメラあります」のプラカードを持って選手にアピールしたり、集合写真を撮るために人を集めたり、、、。とにかく外で雑用をずっとする仕事だ。
カメラマンさんはいい人で、たまーに、わたしの顔を撮ってくれた。
「笑顔より真顔の方がいいね。」と言われたことが印象的、、、。

就職活動を機に、シフトに入れなくなってこのアルバイトは辞めてしまったけれど、クレジットカードの営業については、どこの企業の面接を受けても、面接官のウケが良かった！

あと、都会の派遣会社は、学生が少なく、大体、社会人と働いていた。
いい人も多かったのだけれど、、、ご飯に一緒に行ったら、マルチ商法に勧誘してきたお姉さんとか、普段は丁寧に仕事を教えてくれるのに、暴走運転を繰り返し車の免許を剥奪されているお兄さんとか、、
お酒に酔うと暴力的になるお兄さんとその彼女さんとか、、、
とにかく、普段、大学にいたら出会わない人たちと働いていた。
こんな場所を学生時代に知れたのも良かったと思う。

6.コールセンター2種
就職活動も、努力が嫌いなわたしは、早々と決めてしまった。
すぐにアルバイトを探し始める。

今までのアルバイトでは、髪型の指定が多く
年頃のわたしは、金髪にしてみたい！とコールセンターに入社を決めた。
最初は、テレビショッピングの受注。

8時間電話に出まくる。
面白いほど、ダイエット商品が売れる。
いろいろな商品を紹介しても、ダイエット商品が1番売れる。
人類の共通する大きな悩みは、ダイエットなのだな。とひしひし感じた。
そして、楽に痩せれる。という謳い文句の順番で売れていく。
楽に。なんでも楽に。したいよね。


今まで、散々接客をやっていたので、難しいことは何もなかった。

困ったことは、こんなところに痴漢電話をしてくる方が結構いるということ。
こんなところにまで、、、
楽しいんだろうか。。。顔も見れないオペレーターにそんなことを言って。
人の性欲って凄まじいな。嫌な気持ちより呆れが勝っていた。

そして、困ったことがもう一つ。
統括する社員さんの中に、一際声が大きくて明るく笑う女の人がいた。
いつも明るい茶髪をお団子にして、センターの中をキビギビ歩いていた。

いつもニコニコしているのだが
私がクレーム対応をしていた時に、ササっと横に来て、大きな目を真剣な眼差しに変えて、私を助けてくれた。

そのことがきっかけで、たまに話しかけてくれるようになった。
そして、私はいつもなぜかドキドキしていた。
シフトが被ると、視界の端に彼女が働く姿を見て憧れている自分に気づく。

彼女は夫と保育園に通う娘がいると聞いた。
特にどうこうしたいって訳じゃなかったけれど、多分好きだった。
憧れが混じっているのか恋だったのか、よく分からないけれど。会えると嬉しくて頑張れて、声をかけてもらえると、その手に触れたいと思っていた。
そのことで、「私はバイなのかも。」と何年も自分討論をすることになるのだが今回は割愛。

そんなこんなで大学時代のアルバイト生活は終えた。
ただ、社会人になった私もアルバイトは続くのだ。

その後は普通に社会人になる。
だが、わたしは、不眠症で一時期会社を休んでいたことがある。

その時、非常に困った。
給与が大幅に下がった。が、支払いは止まらない。

まずいと思い、在宅でできるコールセンターで働くことにした。
今度は、法人への営業架電。
リストを上から下まで、無心で掛けていく。
長い時間ではなかったが、何かに集中する時間があってよかった。

営業電話なので、酷い対応をされる会社も多かったが、親切な対応をしてくれる受付の方も多い。
対応の差で、社内の雰囲気がわかるのも面白かった。
そして、事業規模や売上によって差が出てくるのも、1人で分析していた。
また、転職を考え始めた期間なので、勝手に参考にしていた。笑

今は、籍を置いているだけだが、
たまに手伝ってと言われた時に、楽に部屋でできるのが良い。
在宅での仕事は合っていると思えたのも、いい収穫だ。

7.新卒 金融営業
私は、金融関係の会社に入社した。
理由はたくさんあったが、ただ、名の知れた会社に入りたいだけだった気もする。

営業職だった。
なんだか、本業のはずなのに1番覚えていない。
とにかく、アポを取り、話し、契約。
毎日繰り返す。
やる気があったのか、なかったのかも覚えていない。
ただ、その月の目標を越すことしか考えていなかった。
次々、同期は辞めていった。

コロナの期間を挟んでしまって思うようにいかなかった時も多かったけれど、
結局、わたしは数年で昇格をした。
営業以外の部署を希望したので、その通りになった。
営業が嫌だったわけではないけれど、単純に体力がいる仕事で疲れ果ててしまっていた。

ひと通り金融関係には詳しくなったし、知識も増えた。
個人への営業も法人への営業もひとしきり経験したし、資格も増えた。
そして一生、尊敬できる先輩と後輩に出会うことができた。

8.昇格 人事採用職
わたしは昇格し、採用職をメインにすることになった。
これが業務が幅広い。
大学への挨拶回りや、イベント企画、作成、運営。説明会や面接。。。
もう書ききれない。

だが、1日に10人近くと面接をこなしていくのは、頭がおかしくなってくる。
そして、建前と建前のぶつかり合い。
嘘を評価していく感覚。嘘を見極めていく。そして自分が思っていない嘘の魅力を伝えていく。
いまは、こんな仕事をしている。

そして、その傍、入社してきた社員への教育も手伝っている。
講師としてみんなの前に立つ。
教育の難しさも、知った。
今まで、私を教えてくれた先生方もこんなに苦労していたのか。
自分の頭の中を、分かりやすい授業にして伝えるのが、いかに大変か知って、先生。ずっと寝ている生徒ですみませんでした。という気持ちだ。

１つ良かったことは、イベントのポスターや説明会のスライドを１から作ることが多く、何かをデザインする能力が勝手に身についたことだろうか。

10.初めての飲食店
先ほど、不眠症のことを書いたが、
不眠症の症状が顕著に出始めてから、休職するまでは結構な時間が空いている。

早めにベッドに入っても、眠れるのは朝方。
目を瞑っているのも、スマホを見るのも苦痛だった。

じゃあ、どうしたらいいんだろう。

そうだ！眠れない間、勿体無いし、働けばいいんじゃないか。そしたら体も疲れて眠くもなるだろう！

随分安直な考えだったが、近所の飲食店で深夜2時ごろまでを目処に、数時間働き始めた。

住んでいるところは住宅街で、深夜あまり人が来ないので、すぐに仕事を覚えてしまった。
また、清掃がメインだったので、単純作業。

アルバイトの時間は考え事をする時間になった。
noteで何を書こうか考える時間も、主にこの時間。
将来のことを悲観したり、将来を夢見たりするのもこの時間。

不眠症も少しは良くなった今でも続けているのは、考える時間に当てれるからというのもある。
また、一緒に働く人は、普段の生活じゃ関われない方ばかりなので、出勤するのも楽しい。
少し早く出勤した時なんか、10個も下の高校生が頑張って22時まで働いている。
偉いなあ。頑張ってる。
刺激を受ける。
私も頑張らないと。

ただ、疲労度はすごい。
週に数回にしてもらっているが、仕事をしたあとに出勤しているので、精神的にも参ってくる。
ただ、同じようにOLをしながら、働いている方もいて、「慣れると楽ですよー」と言っていた。

そして、飲食店なので、賄いがある。
そして深夜。
大いに太りました。

これが、私の経歴。
色々経験したけれど、結局何が向いていたのか、好きだったのか、整理しても分からなかった。
でも、その時々で、学んだこと、出逢った人、思い出すことができて、これまで無駄な経験はなかったな。と感じる。
そして、本当に人の運に恵まれている。ありがたい。

最後に今、友人から、何がやりたいのか分からないのなら、なんでもいいから資格を取れば？
と言われ、「社労士」の勉強を始めた。
FP2級も持っているし、金融の知識はあるし、労務関係の保障なんかも勉強したことがあるし、、、少しは理解出来るだろうと思って始めたはいいものの、また、安直な考えだったなと反省している。難しい。。。

本当に社労士になりたいのか分からないけれど、挑戦したい。未来を自分の手で変えたい。
難関資格だし、取れるのかも分からないけれど、
私の憧れる人は、いつも努力している人だった。
私もそんな人になりたい一心で学んでいる。
でも、時間が取れない日が続くと、自己嫌悪が増すので要注意。