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フェアリーとお茶犬のつぶやき9


紅葉狩りは約1,200年前から存在し、その美しさについては奈良時代から既に知られていましたが紅葉を眺めに
行く事が行事として定着していなかったそうです。

紅葉狩りを楽しむようになったのは江戸時代に
「名所図会」や「名勝図会」と呼ばれる挿し絵付き
観光ガイドブックが発行されたのをきっかけに
多くの人が出掛けて楽しむようになったそうです。

平安時代では貴族邸宅内に桜等は植えられていましたが、紅葉は山へ出掛けて行かなければならず紅葉そのものを身近な環境で楽しむことが出来なかったのも影響していました。

また、当時の貴族にとって歩く事は「下品な行為」とされていた事と紅葉の赤に無常(人生の儚さ)
を感じやがて訪れる冬の寂しさや紅葉した後に
散る葉に我が身を重ねたという説もあったそうです。

🟥何故「紅葉狩り」?
狩りとは本来獣を捕まえる意味で使われていましたが
時の流れと共に小さい動物や野鳥を捕まえるという意味に広がり果物などを「採る」という意味でも使われるように…。現代でも「イチゴ狩り」「ぶどう狩り」という言葉があるように「狩り」は獣や動物等を狩るというだけの意味ではなくなりました。

その他にも当時の貴族にとって、歩く事は
「下品な行為」とされていたため紅葉を見に
出掛けることを「狩り」に
みたてるようになったそうです。
現代ではNGですが、当時は赤や黄に染まった木を手折り
実際に手に取り鑑賞していたそうです。
🟥紅葉と書いて何故「もみじ」?
秋の季節に葉や草が赤や黄に変わる事を
「もみつ(紅葉つ、黄葉つ)」または「もみづ」と
呼んでおりそれが平安時代では「もみち」という
読み方が一般的となり、それに濁音がついて「もみぢ」
現在では「もみじ」となったそうです。

もみじ(紅葉)は秋から冬にかけて葉の色が変化する樹木
全般を指します。私たちが今までもみじだと思って見てきたものの多くは赤く色づいたカエデ科の樹木で、
もみじと名付けられた植物は(一部を除いて)
ないそうです。

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