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秋への小径、の日。


2023.8.19.20

まだまだ、残暑の日々。

それでも、朝夕は秋。

雲のかたちも、気づけば
秋を、現す日があり、

空に、すいすいと蜻蛉が飛び、

秋の蝉よりも、虫の声が
夜には、響く。

昨夜の三日月は、
秋の、濃い金いろだった。


これは町で見たmoon。
金いろ三日月


わたしたち、ヒトが

暑さがおさまった、
秋が来た

と、深々と呼吸をするころ、

秋はもう、真ん中を過ぎ、

その、爽やかな薄荷の香りが
混じっているような空気を、

愛おしんでいるうちに

すぐに、ぱり、と新しい初冬が
隣に、姿勢の良い青年のように

やってくる。



秋の短さを、予感して、
盛んに種をつけるバジルさん。

これはホーリーバジルさん。
こちらは、バジルさんに
すこしだけ似ている、猫の髭さん。
庭の住所《猫の抜け道通り》で育っている。
伸びた花穂が
猫の髭、みたい、だから
こんな名前なのかな?
種を、たくさんつける予感。


春の花たちがこぼした種からの芽たち。

秋は、もうひとつの春、でもある、と知る。

ボリジさん。
マリーゴールドさん。
いつの間にか、育っていた。
これは、先のpicの
ホーリーバジルさんの芽。
暑いの、へっちゃらのお方。


雑草さんたちも、秋の気配に
すくすく、伸びる。

雑草地帯を歩く。
うーん、みごとな育ちっぷり!


シャベルで、土ごとさらって
すっきりさせる。

一時間ほど、汗だくで。

すっきりしたー!


すっきりしたら、芽、を発見。

セリンセマヨールさんのこぼれ種から。
可愛いなあ、秋にも咲くのかな?



暑い八月のはじめから、
《秋の小径》をつくっている。


ムーンライトという名前の
コリウスさんをお迎えしたり、

ニホンハッカを植えてみたり。

秋色の花や葉や香りの
植物さんを短い秋に
楽しむ、小径。



きのうは、秋のいろをひとつ、
小径に足した。

赤紫の千日紅さん、ふたつ。



わたしは、
車を運転しないので、

苗を、10も15も
一度に、庭へお迎えできない。

初老の人力、では、5つ、が限度で
だから、すこしずつ、すこしずつ。


荒れ果てた庭を再生させたい、と
思いながら、その速度は遅い。


でも、庭は、気長に
待っていてくれて、ありがたい。

勤勉に、奉仕したい。

2023.8月の庭。

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