見出し画像

「理想の人を育てるとは?」というお悩みへの回答

本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

<ココロノマルシェ>とは?
根本裕幸師匠の「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、無料でご相談に回答するサイトです!
複数人のカウンセラーが回答してくれるかもしれませんので、オススメです!匿名でご相談できますよ!

本日は、「理想の人を育てるとはどういうことが教えてください」への回答です。

こんにちは!パートナー探しをしている30代の女です。
よく聞く「理想の人を育ててみましょう」というお話について教えていただけますと幸いです。

自分の好みや理想を押し付けることと、育てることの違いがわかりません。
相手の意思を否定するのは押しつけだとは思うのですが、どうしたら押しつけにならないのでしょうか…?
理想や好みに沿ってほしいと相手に伝えて納得してもらうのはとても難しい気がしています。
相手のことを否定せず、コントロールせず、育てることができるようになれたら素敵だとは思うのですがイメージがわきません。

なかなか好きになれそうな人に出会えずにいるので、自分を磨く努力も引き続きしていこうと思っていますが、育てるマインドも身に着けてみたいと思っています。
アドバイスいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いします。



ご相談への回答です


はなさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。

>なかなか好きになれそうな人に出会えずにいるので、自分を磨く努力も引き続きしていこうと思っていますが、育てるマインドも身に着けてみたいと思っています。

お相手ではなく、「自分を」磨く・成長させる・育てる、この発想を持てている時点で、すでにあめさんは理想の人を育てている、と私は思います。なぜならば、「理想の人」というのは、「自分からお相手に価値や魅力を見出し、伝えてこそ」培われていくからです。

誰しも、いろいろな面を持っていますよね。そのたくさんある相手の面のどこを自分が見てあげるのか。それによって、相手が自分自身の一面に気づく、強化することが起こります。
そして、「僕(私)のこの部分(ここが自分理想の部分と重なることが多い)を見てくれる、彼女(彼)と一緒にいるのが心地いい」と感じることもあるのですね。
心地よい感情が共鳴し、一緒にいるとその感情は増幅するのです。

どういうことがというと、イメージしやすいように、私の両親の話を紹介します。
結婚40年以上経過した今でも、ジムで毎日一緒に汗をかき、週末は車に乗ってお出かけする2人。子供の私から見ても、今でもとても仲良しです。

私の父は、ぱっと見強面で、また、短期なところがあり、幼い頃の私は、父に対して怖い印象がありました。父自身も「売られた喧嘩は買う」と、気の短さを自覚しています。「小学生の頃からガキ大将だった」と自慢げに私にそのエピソードを披露していました。
動物もその父の雰囲気を察するのか、ご近所さんの飼っている犬や猫も、昔は父に懐くことはほぼありませんでした。

そんな父ですが、自宅の前を通りがかった人や登校中の見知らぬ子どもにすら、自ら積極的に挨拶する人でもあります。そんな父を母は、「親しみやすく優しい人」と、「さすが私の選んだ夫」といわんばかりに、誇らし気に父に伝えていました。確かに、挨拶を先にしてくれる人は心の窓が開いていて、親近感を感じやすいですものね。

そんな風に母から言われ続けていると、父の中にも誠実さや親しみやすさが芽生えてきたのだと思います。私が高校生の頃のある日、岡山まで家族旅行に出かけたときのこと。後楽園に住み着いていると思しき猫がなんと父にごろにゃんしてきました…!その猫がたまたま人懐っこいのかと思いきや、よくよく観察していると、歳月が流れいつの間にかお引越ししてきた近所の人の飼い犬も父をみるとしっぽを振るように。私の父に対する印象も、私が大人になるにつれ、「確かに短気なところもあるけれど、心優しい人」に変わっていったのです。
このように、父は母に、親しみやすく優しいところを見てもらうたびに、「自分は慕われやすく、優しい人間かもしれない」と思うようになったのです。母に「親しみやすく優しい」と見られることで、父の行動も変わっていきました。

短気な自分、周りに厳しい自分、優しい自分、親しみやすい自分・・・いろいろな自分がいる中で、お相手に「どこ」を見てもらっているかによって、表現する自分が変わっていくのです。

父にとって、親しみやすくて優しい自分を見てくれる母と一緒にいるとき、そんな自分でいられます。母一緒にいるときの自分を「この自分いいな、好きだな」と思えます。母と一緒にいるとき、「この自分、いいな」と父は感じることができるのだと思います。
現に、子供の私からみても、とても嬉しそうな父の顔が思い浮かびます。

こんな風に、彼(彼女)のいまいちな面をみることもできるけど、彼(彼女)の「ここがいいよね」を見続けることもできるんですよね。
これが、「理想の人を育てる」ということだと、私は思います。

彼(彼女)の中に本来ある特性、その魅力・価値を伝え続ける。これは、決して自分の希望を押し付けるのでもなく、お相手の意見を否定するわけでもなく、彼がその自身の魅力や価値を再認識し、彼の中にそんな意識が醸成・強化される。そして、意識が変われば行動が変わる、ということです。

お相手の魅力を見出す、信じる、それを継続できる自分。これこそが「自分磨き」ということになるかと思います。そして、そんな彼女(彼は)、彼(彼女)からしてもとても心強いですものね。手放せなくなる存在であるはずです。
何より、そんな自分を誇らしいと思いませんか?こんな風に「相手の与え続ける」意識を持ち続けると、今よりもっと、自分を好きになっていると思います。

あめさんが素敵なパートナーシップが築けますように。応援しています。

ご相談ありがとうございました☺


いかがでしたでしょうか。ブログのご感想や、また『私の場合はどうなのかな?』『私も相談したい!』という方も、下記お問い合わせフォームよりご相談ください。ブログ上で回答いたします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?