外発的な動機は、自分を満たせない。

「仕事のやる気が出る環境・条件」に関するアンケート調査結果

30代の働く男女に聞いた「仕事のやる気が出る環境・条件」は以下らしい。
出典:30代に聞いた!仕事のやる気が出ないときランキング|男女500人アンケート調査|Biz Hitsのプレスリリース (prtimes.jp)

外発的動機と内発的動機

このアンケート結果の各項目には、ある共通点がある。
全て、自分でコントロールできない環境・条件、すなわち外発的な動機が支配的になっている。

「外発的動機」の対義語を「内発的動機」として、これらの言葉は以下を表す。

外発的動機:自分でコントロールできない。自分の外側に求める動機
内発的動機:自分の中から湧き上がってくる。自分の内側にある動機

一応、外発的動機と内発的動機は完全に二つに分かれるわけではないことは断っておく。
例えば、1位の「人間関係がよい」の場合、自分とウマが合いそうな人と接し、合わない人を遠ざけることで、ある程度はコントロールできる可能性はある。ただ、完全には”コントロールできない”ものである。
このアンケート結果は、「外発的動機が支配的になっている」ということは間違いないと見て問題ないだろう。

外発的動機は自分を満たせるのか

このランキングに出ている、外発的動機が揃っていれば仕事をモチベーション高く行うことはできるのか。

答えは、NOだと思う。

理由は、自分。
何故なら、今の私は、6位の「社員の士気が高い」を除いて、すべて満たされているのに、仕事のモチベーションが非常に低いからだ。

外発的動機だけでは、なぜ満たされないのか

外発的動機は、自分の内側から沸き起こってくるものではない。
すると、一度満たすと、そこが基準になってしまう。
つまり、外発的動機で満たされ続けるためには、常にその外発的要因がアップデートされ続けなければ、満たされ続けることはできないだろうと考える。

学生から就職し、初任給をもらったときは、アルバイトでは到底稼げない金額を受け取り、少しばかりは嬉しい気持ちになるかもしれない。
だが、その金額はすぐに自分の当たり前となり、その給料で自分が満たされる感覚ではなくなるだろう。

まとめ

「自分のモチベーションがあがらない」という現実を、自分の外側の所為にしたとして。
外発的な要素を整えれば良いと考える、つまり、全てを他責にしていても、結局満たされることは無いだろう。

内発的動機を発見できていない、自分に”も”原因がある。
という考え方が、自分を変えるだろう。


あくまで、"自分にも"です。外発、内発どちらも大事。
けど、内発的動機が満たされてれば、外発的動機をカバーできる可能性はあると考える。
逆は成り立たない。



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