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ASD5歳娘、海外引越前に歯医者さんにかかる練習中です(障害者歯科体験)

タイのバンコクへの引っ越しに向けて、やはり娘関連の準備・用事が多いです。その中の一つで歯医者さんに慣れる!というのを今やっているのでその様子をご紹介します。


保育園での検診と歯医者さん経験

保育園でも年1回か2回、歯科検診は実施されます。今は少し出来るようになってきましたが、歯磨きの時も口を開けるのを嫌がるため、歯科検診ではどうしているのか先生に過去に話を聞いています。
その1:先生が嫌で泣いた→泣いて口を開けた隙に先生が虫歯がないとチェックしてくれた
その2:療育で園での歯科検診が受けられず、先生に後日歯医者さんに連れて行ってもらった。ご機嫌で椅子に座ったのに、「口を開けてね~」と言われた所・・・・
「開けません!!!!」
と強い主張・・・
保育園の先生も歯医者さんもびっくりしたらしいですが、開けませんの瞬間に口の中は見えたので良しとした。

その前にも、自治体から発行される3歳児フッ素塗布の無料券をもらって近所の歯医者さんに行ってみた事はあるのですが、口は開けられず、「回数来てもらってなれるしかないですかね~」と言われただけで何もできず、でした。

しまじろう効果

娘は言葉が理解できるようになってから、「しまじろうのわお」で色々な事を学んでいるような気がします。
歯医者さんの回ではしまじろうのお友達が、親御さんの仕上げ磨きをきちんとしてもらっていなかったせいで虫歯になってしまったので、横にごろ~ん、となって口をあ~んと開けて歯磨きをしよう!という様子が出てきて、娘もそれを何回か見てから影響を受け、仕上げ磨きをそこまで嫌がらなくなりました。


障害者歯科もやっている歯医者へ・・・もっと早く来てみれば良かった!

実は我が家は私も夫もほとんど虫歯がないもので、まあ娘も大丈夫だろう、と思ってしまっていました。でも、海外に行ってから何かあっては大変だろう、と思い、以前に療育の先生に「評判が良い」と聞いた歯医者さんに行ってみる事にしました。我が家からだとそこまで遠くはないものの、電車でのアクセスがちょっと悪い事もあり今まで行動を起こせていなかったのです。

ASDである事、歯医者さんを嫌がる事、もうすぐ海外に引っ越すことなどをお伝えすると「引越し前までに慣れるよう頑張りましょう!」と言ってもらえました。

母子分離、という事で、一人で診察室に入り椅子に座り口を開けてみてもらったり、歯磨きしてもらえるようになる、フロスも出来るように頑張ろう、と。泣いても叫んでも気にしないでください!と言われ、根気強く叫ぶ娘の相手をしてくれます。(歯科衛生士さんが、かな?)
伝わりやすいように絵カードなども使用してくれます。
1回目は椅子を倒せなかったのですが、椅子に座って歯磨きしてもらう事は出来たそうで、撮影した動画を見せてもらいました。また、次の時は椅子を倒すよ、と実際にやって見せてくれたそうでした。

で、2回目。
たまたま前に来ていた男の子が「痛いよ~」と診察室で絶叫していたもので、待合で座っていた娘はそのうち影響されてしまい「痛いよ~・・・」と言いながらぽろぽろ涙が・・・「痛くないよ~」と落ち着かせながら、いよいよ呼ばれたら一人で自ら診察室に入っていきました!
そこから叫んだり、泣いたりはしていたものの、一応椅子をフラットに倒して歯磨きはしてもらえたようです。途中でこっそり診察室に入れてもらい、陰から見せてもらいました。(歯磨きされながら叫んでいました・・・笑)「あそぶ~、あそぶ~」と叫んでいたので、なんでかな?と思っていたのですが、大きなミニーちゃんの人形が横に座っていて、娘にミニーちゃんの歯磨きをさせながら、次は○○ちゃんの番、という風にやってくれているようでした。

普通の歯医者さんだとうまく出来なくて申し訳ない、とか、うるさくて他の患者さんに迷惑が、とか気になってしまいますが、専門的に対応して下さる所なので安心して任せる事ができます。また、実際に行くまでは、行ってもまた何も出来ないのではと思っておりなかなか足を運ぶ気になれなかったため、こんな事なら早く来れば良かった!と今は思っています。
「期間を空けない方が良いので、来られるなら毎日来てもいいよ!」と言ってもらえるものの、毎日は行けないのでなるべく週一で通わせてもらおうと思っています。これで慣れることが出来れば、バンコクでも定期健診をしてもらうようにしようかなと思っています。


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