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2023年書初めnote <1/2>

2023年最初の文章教室に参加して

今年もよろしくお願いします。

1年の振り返り後、グループに共有する勇気が出ずにそっとしていたnote
2023年最初の文章教室後のフリートークの場で思い切って、noteの投稿をしたいと思ってます!と宣言してみた。

こころ先生から「ぜひ、課題も投稿しちゃってくださいねー^^」とお墨付きをいただいたのでさっそく・・・

12月に学んだ内容はテーマの中にキーワードを盛り込み、1つの事象を2つの視点でエッセイを書いてみる。というもの。
12月は普段参加していない平日の夜に参加したので普段合わないメンバーもいて、なかなか刺激的でした。

2023年最初の課題発表(1つめの視点)

テーマ:「おせち料理」
キーワード:「笑い」「道」「ことば」の3つのキーワードから2つ選択
文字数:400-800字
視点①:自分自身

年末年始を義実家で過ごすようになって7回目のお正月、ついに博多雑煮が姿を消した。
私は両親が東北育ちの千葉出身。実家で食べていたお雑煮はすまし汁ベースのシンプルな味付け。TVで見るようなお雑煮には縁がないと思っていた。

そんな私も結婚して、年末年始を夫の家で過ごすようになり、お正月のお雑煮に驚いた。ちなみに義父と夫の出身地は九州。義母は京都出身という家族構成である。

九州ということもあり、元日はおせちと別で鰤刺しが並べられ、お雑煮は切身の鰤が入るあご出汁の博多雑煮、2日は京都出身の義母の思い入れのある赤い金時人参入りの白みそ雑煮が登場した。

博多雑煮

義母は「九州だから博多雑煮も作るけど、お正月は白みそ雑煮じゃないと始まった気がしないのよね〜嫌いな人は嫌がるけど」と息子をチラリと見ながら笑って話していた。私は食べる担当で良いなら喜んで!と白みそ雑煮を積極的に食した。実際、味も好きな味で、何より自分では作れないので、貴重なのだ。

そんな義母も年齢を重ね、やんちゃ坊主の孫に振り回され、疲れが見えやすくなってきた今年の12月31日、
「もう、いっか!」
と呟きがキッチンから聞こえた、ような気がした。
そして年が明けた2023年1月1日。毎年見ているニューイヤー駅伝と沿道の応援をぼんやり眺めていたら、「準備できたわよー。お正月はやっぱりこれよね」と満を持して登場したのは、白みそ雑煮。

義母の京都人としての誇りが見えた瞬間だった。

白みそ雑煮

合評されて気づいたこと

年が明けて課題を考えるために年末年始を思い返し、「博多雑煮が今年は出てこなかった」を「消えた」という表現にしたら面白いかも!という思い付きを膨らませた。

個人的には、「雑煮の違い」や「京都の白みそ雑煮」は自分にはないものなので、義実家に行って何度見ても新鮮に目に映る。
でも、やはり現物を見たことがない人にはあまりピンとは来ないらしい。

雑煮の詳細をもっと書けばよかったと反省。。。
というのも、今回の課題をうっかり勘違いして、文字数を600字まで、と思い込んでいて、雑煮の描写をだいぶ削ってしまったのだ。

次回の課題が出たらしっかり内容を読んでから書き始めたい、と思った文章教室だった。

<2つめの視点は次回に掲載予定>

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