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東京学芸大学「そつてん。」

東京学芸大学の第72回美術科学部/大学院生の卒業・修了制作展に行ってきました!
私は美術科生後輩として、先輩方の卒業制作を見てきました。もっとひとりの人間として先輩方の作品に感動したり考えさせられたりしたかったのですが、展覧会を見て回るにあたって、やはり自分の卒業制作のことを考えてしまうばかりでした。
私が今回学んだことは、卒業制作は「つくる」で終わるわけではないということです。誰かに「見せる」場ということは、見た瞬間の印象で勝負をするということなのです。私としては、自分の卒業制作でより多くの人を驚かせたい、感動させたい、と感じます。自分の本当に見せたかったもの、やり遂げてきたこと、をどれだけ伝えられるかという「展示方法」も作品の一つなのだと体感することが出来ました。
様々な工夫がされているなと感じる中で、やはり先輩方は数年間積み上げてきたものの量が後輩の私たちと違いますから、こんな視点もあるのか、こんな魅せ方もありなのか、と勉強になることが多くありました。それと同時に、これからの自分の研究テーマがより明確になったと感じています。今のうちに素晴らしいお手本を見ることが出来たのは本当にありがたいことだと感じます。それだけ、先輩方の作品は心に響くものばかりでした。
東京学芸大学は教員養成大学ですので、美術だけではなく、教育が絡んだ美術を卒業制作展では楽しむことができます。来年の東京学芸大学美術科卒業・修了制作展も楽しみです。


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