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鬱病になった土台


こんにちは。
前回、私がうつ病になった際に感じたことを
お話ししました。

(よろしければ、
こちらも読んでいただけると嬉しいです。↓↓)


今回は、私がそう感じるものの考え方について
お話ししたいと思います。




たまに、

「うつ病は誰でもなりうる病気だ」

と聞くことがあります。

確かに、人それぞれ辛い思いをすると思うし、
私のように、社会へ出て精神を病んでしまい、
休職、退職した方もいるはずです。

ですが、
もちろん、そうはならずに働けている方もいます。

私が勤めていた店舗では、私以外に新卒が2人いました。
このことに関しては、
1番最初のnoteに書いていますので、
よろしければ、そちらも読んでいただけますと嬉しいです。

私が休職する約1ヶ月前程だったと思います。
仕事に少しずつ慣れてきた日でした。

新卒の子と2人でお店を閉める日がありました。

ここではAさんとさせてください。

働いていたお店は毎日日報を作成し、
その中に、今日出勤したスタッフに
一言メッセージを書くことが決まっていました。

最初の少しだけ私が日報を記入し、
その他のほとんどはAさんが日報を作成、
送信してくれていて、私は他の作業をしていました。

Aさんと帰ろうとした時、私たち2人に
店長からLINEがありました。

「前にも伝えたと思うけど、あの日報は店舗のスタッフ
だけではなく、エリアマネージャーも見るものです。

言葉遣いや、表現の仕方に気を付けてください。」

このような趣旨のメッセージでした。

日報を確認すると、確かに、スタッフへのメッセージの部分に
仕事の連絡として相応しくないと感じる言葉が
並んでいました。

私は、今日締め作業をした1人として責任を感じ、
私ももっと文面を気をつけたら良かった、
私も一緒に日報内容を確認すれば良かった、と
後悔し、反省しました。

またミスをしてしまった。
仕事ができないと思われてしまったかも。
呆れられたかな。
どうしよう。
もう嫌だ。

私の心の中は、負の感情で溢れていました。

ですが、隣で店長からのメッセージを読んだAさんは、

「ああ〜やばい!笑
店長から連絡来てる!笑」


と。


この時詳しく何と言っていたかは覚えていませんが、
連絡に対して笑っていたことを覚えています。

この店長からの指摘を、気に留めているようには、
私には見えませんでした。

でも、
これは私からの視点で、
Aさんの心情を直接詳しく聞いた訳ではないので、
単なる私の想像でしかありません。

もしかしたら、
本当はAさんはすごく傷付いていたかもしれないし、
それを隠そうと、
明るく私に振る舞ったのかもしれない。

本当の気持ちはわからないです。

この時のAさんの心と頭の中を知ることはできないけど、
でも、
目の前にいるAさんの表情や反応は、
私が取っている表情と反応とは正反対でした。

こんなにも、人によって受け取り方が異なるのだと、
その時衝撃を受けました。

これからのことなんて何もわからないけど、
Aさんはきっとこれからも明るく生きていけるんだろうなと
思ってしまいます。

私のような病気にはかからないだろうな、と。


私が想うのは、
”人は皆違う”
ということです。


私のように指摘を心底気にする人もいれば、
笑って忘れられる人もいる。

10で受け取る人もいれば、
1で受け取る人もいる。

その人によって、ひとつの事柄を
どのくらいの熱量で、
どのくらいの時間、
悩み考えるのか。

そして、
その人の置かれている環境、
人間関係、
立場、
性格。

それらの要因が全てが複雑に絡み合って、
その結果が精神疾患に繋がるかどうかを示していると
私は考えるのです。

同じ事柄が、複数の人に襲いかかっても、
それぞれその事柄に対する受け止め方、思考、
重要度や関心、
それにかける時間も異なるはずです。

確かにそれは、皆同じ経験です。

でも、その経験がもたらす結果やそれまでの過程は、
決してひとつではない。

そんな簡単なものじゃない。

だから、
みんな同じという言葉が、1番私を惨めにもしたし、
腹立たしくもありました。

だから私は、
うつ病は誰でもなる病気ではないと考えるのです。

例えれば、
ひとつの出来事を120で捉えて、
120%で受け止めて、
120%で考え、
120%で反省する人は、
誰でもうつ病になる可能性がある。

皆とは、うつ病になる要素を持っている人間、です。

全人類という意味では決してない。

私はどうしてもそう考えてしまいます。

うつ病は本当に苦しいです。

なかなか抜け出せない、生き地獄です。

こんな風に生きるのなら、
死んだ方がマシだと考えてしまうのも無理ないと、
実際に感じます。

死にたくなる時が来るんです。
あまりにも苦しくて。

そして、他の病気のように
治ったのか治っていないのか、具体的に表せるものが
何もない。

出口が見えないトンネルをずっと這いつくばってる。

皆が辛い経験をすることも、
皆が頑張っていることも、
決して嘘だと言いたいわけじゃない。

大したことないと言いたいわけでもない。

ただ、
うつ病を簡単に語って欲しくない。

ただそれだけです。

理解できなくてもいいから、
理解できたと思わないでほしい。

我儘だけど、切実な願いです。

そして、これが、
私の考えです。


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