クアラルンプールのバーで人種差別された話

 本来なら、最初に趣味について執筆しようと思ったし、するべきだと思いましたが….。このようなややセンシティブな見出しになってしまったことを先にお詫びします(笑)

 欧米諸国を中心に20か国以上渡航してきて、マレーシアで24か国目でした。
私の運がいいのか、滞在期間が短すぎたからなのか定かではないが、今まで海外でこれって差別?と感じたことすらありませんでした。周りの海外かぶれの友人からはそのような話を聞くことはあっても私自身は経験したことがありませんでした(お前が気付いてないだけだろというツッコミは無しで)。

 皆さんは海外で人種差別される、をと聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
 例えばサッカーでは残念なことに未だに黒人選手に対する猿真似ポーズ、アジア人選手に対して釣り目のポーズをしてくるといったことが起きていますし、大きな問題になっています。あるいは、コロナパンデミックでアジア人に対する見方が一部ではありますが、厳しくなってしまった。  
おそらくこの辺を挙げられる方が多いのではないでしょうか。

 まぁ、これらではないのですが、今回バーで受けた残念な出来事は我々が気づいてないだけで潜在的に日常的にやられているのではないのか?と思えてきたので、このような形でnoteを作成するにあたりました。

 前置きが少々長くなってしまったため本題に移ります。
10月某日、プレんアリーグの試合をみるべくして、スポーツバーに一人で入店しました。というのも、海外のパブの雰囲気を楽しみたかったのもあったからです。

 店に入るや否や、まずは何人できたの?と聞かれます。1person! と答えると、割とガラガラだった店内だったが、ドアよりの席をあしらうように案内されました。パブに来た趣向からまったく外れるものだったため、スタッフにテーブルチェンジを求めました。すると、不貞腐れた態度をとったタイ人と思しき男性スタッフにカウンター席を案内されました。これで一安心。。。
と思っていたら大間違いです。

 新しく移動した席は確かに目当てのサッカーが放映されていました。しかし、私が席につくとすかさず、チャンネルをクリケットにしたのです、、確かに店内にはイギリス人と思しき客が店内の8割を占め、クリケットが有名な客むけに初めから放映されていたのなら全然理解できる。しかし、私が席についた瞬間その露骨なアクションを取られたのである。あまりにも露骨すぎて抗議する元気も湧かなかったが、やはりサッカーの試合を見たいという原点に立ち返り、抗議することにしました。

 すると、サッカーを放送している方のテレビがある目の前の席に案内されました。これで全部解決したのかと思いました。まぁ全部この流れで解決したのなら、そもそも記事にしていることはないのですが。新しく通された席は、確かに目の前にスクリーンがあって試合が見やすい状態ではあったものの、スクリーンの前でわざとか定かではないが、スタッフ数人がスクリーンの前で妨害するような形で談笑し始めたり、ビールを注ぎながらそこで作業し始めたりしてとてもじゃないけど試合を見ることができる状態ではなかったのです!!もう流石に怒りを通り越して呆れましたね。金返せとか、会計をする意思はないと、軽く喧嘩をふっかけようか迷ったが、ここは異国の地。何をされるかわからないので、潔く、パブ料金(もちろん高いです)を全額泣く泣く支払って店を後にしました。

 このような経験がある方は他にいますでしょうか?クアラルンプール在住の知り合いにこの話をすると、考えすぎじゃない?とか遭遇したことないなぁという意見ばかりでした。私もそうだと思ってました。これがアイルランドやイングランド、ドイツなら話はわかります。しかし、ここは他人種国家マレーシア。

 一応もうトラウマなので本件以降はパブは使わないようにし、サッカーが見たい時は、アラブ系のシーシャ屋さんでサッカーの試合も放映してくれるお店を発掘したので、そこに通っています。シーシャは1台600円ほど、料理もケバブやフライドポテトが中心で非常に美味しく、スタッフもフレンドリーです。パブとは大違いです。

 先述の通り、私の運が極端に悪かった可能性もありますが、アレは人種差別に近しいものを間違いなく受けたため記事にしたのと同時に、東南アジアを旅行する方の参考になればと思います。東南アジアでは欧州サッカーは非常に人気で日本よりも全然盛んです。至る所にプレミアリーグをはじめとする主要リーグ、カップ戦はライブストリーミングでやってくれている店が老いので、楽しめると思います。

 以上、クアラルンプール移住1本目の記事でした。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

映画が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?