sienarie25

美味しくて、身体に負担の少ないお菓子を考え作る、元パティシエ。現在は知人を中心に、お菓…

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美味しくて、身体に負担の少ないお菓子を考え作る、元パティシエ。現在は知人を中心に、お菓子の受注生産を続けています。ありがたいことに、これまで注文が耐えたことはありません。これからもみんなに美味しいお菓子をお届けできるよう、レシピの研究と製作を継続していきます。

最近の記事

シュトーレン風ケーキ

私のお菓子を好きと言ってくれる友人に、 月替わりでお菓子を作っています。 もうすぐ12月ということで、今回は 『シュトーレン風のケーキ』を作ることに。 私のお菓子は、全体的に地味で、 茶色い系がほとんど。 お菓子に明確な名前もありません。 このお菓子も、 「ドライフルーツケーキ」と呼んだり 「ヴィーガンフルーツケーキ」と呼んだり…。 レシピは、ゼロから自分で考え、試作をし、 失敗を繰り返しながら、完成させていきます。 今回のケーキは、 かつて私が本業で資格を取るために

    • それからの私

      お菓子の注文 おかげさまで、 私の作るお菓子は、友人からの紹介 さらにその知人‥と、どんどん広がっていき、 毎月注文をいただけるほどになりました。 でも、私は会社を辞めて独立しようとは 思わない。 なぜなら、この業界の経営の難しさを 十分すぎるくらい知っているからです。 商売は、自分が好きなものではなく、 人が求めるものを提供すること。 儲けを考え始めたら、きっと作りたいものが 作れなくなる。 でも私は 「自分が作りたいもの、 好きなものをていねいに作りたい。」 大

      • 敬遠から受容へ

        企業へ就職 いくつか資格を取ったおかげで 2人目を出産後、私は企業に就職することが できました。30代半ばでの入社。 ある意味奇跡だったな‥と思います。 子どもが熱を出したりしたとき すぐに保育園へ迎えに行けるよう 選んだのは、やはり事務職。 お菓子が作れない環境になってから、 私はテレビや雑誌で見る製菓関連の情報から 目を背けるようになりました。 やりたくても手の届かないもの‥ 忘れてしまった方がラクだろう と考えたからです。 たまには家で、簡単なお菓子を作ったりも

        • 「好きなこと」から離れた時間

          面接に落ちる 大好きな大好きな、お菓子を作る仕事。 東京に戻ったころ、私は30代。 どうにか作る仕事がしたくて、 転居先近くのカフェに面接に行きました。 そこで、経歴を話したところ、 「じゃ、デザート担当していただけますね!」 と、前向きな返答。 私好みのカフェだったので 「やった!」と思った次の瞬間、 相手の方の質問に言葉を失います。 「妊娠や出産は大丈夫ですか? できれば長く勤めていただきたいので」 「‥‥それは、分かりません。」 それが原因かどうかは分

        シュトーレン風ケーキ

          これまでの私

          イタリア料理時代 公務員で貯めに貯めたお金で、イタリア留学。 この時、25歳。 帰国後は、イタリア料理専門の調理師として 働きました。 このイタリア料理時代が、実にキツかった💦 朝9時から夜23時まで勤務。 休みの日は、気づくと夕方まで寝ている…。 翌日出勤すると、昨日までいたキッチンの仲間が 居なくなっていた、ということもありました。 20代後半、人生でいちばん体力と精神力の限界を 感じていたころです。 結局、約2年勤務した後、退職。 初めてのパティシエ 同じ

          これまでの私