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フィンランドの企業とワークショップした話

少し前になりますが、2021年11月フィンランドの企業CO-FOUNDERSと一緒にワークショップを企画しました。CO-FOUNDERSは企業文化のコンサルティングをする会社です。企業文化というと目に見えない、なんとなくあるものという印象がありますが、CO-FOUNDERSはそれを企業内で社員さんを巻き込んだワークショップを通りしてコンサルティングをしていきます。また、その文化をどのように継続させるかも含めてコンサルティングをしています。雑誌Monocleにイケてる会社として紹介されています。
また企業マーケティングの一環として、Artful leaders clubというマネジメント層に向けたオンラインセミナーを開催しています。そのシリーズ3回目のワークショップを一緒に企画することになりました。

始まり

私は教授の勧めでこの会社にインターン、もしくは共同研究の可能性はあるかコンタクト取ってみたところ、まずは試しにArtful leaders clubというオンラインセミナーで一緒にワークショップをやろうとなりました。VUCAの時代にアート思考や五感を大切にすることが重要になってくるというテーマでワークショップを提案しました。オンラインだったのでどのように参加者の人を巻き込んでできるかに焦点を置きました。CO-FOUNDERS社長からは日本人であることを生かして、お茶の要素を入れてほしいと言われました。正直日本人=お茶って。。。と思いました、イタリア人=パスタみたいな。一方で、以前から知ってはいたものの日本文化がそれだけ浸透していることに感動しました。日本人であるということ、自分の実力との葛藤に悩みましたが、オンラインでお茶を一緒に飲むというコンセプトでワークショップ行うことにしました。

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アイディアだし

CO-FOUNDERSの担当者と一緒に案を練っていき、お茶を飲むことを通して五感を研ぎ澄ます、自分の体の声を聞く時間を日常にも取り入れるヒントをテーマにワークショップを設計しました。マネジメント層の方は忙しい日々にほっと一息ついて、頭をリフレッシュできる時間、かつ感性のミニ知識を持ち帰れような内容にしました。
私は冒頭の入りを担当し、残りはNEEMOという企業のNannaを入れてワークショップをすることになりました。
私も初めての試みだったので、何度もテストをしていきました。ただ、英語でオンラインでのファシリテーションの場数が少なかったため、原稿を用意していても、焦ってしまってうまく間が取れませんでした。そしてついに担当者がお手本を見せてくれることに。。。そのお手本の言い回しに沿って、スクリプトを用意して、本番挑むことに。申し訳ないのと悔しさでいっぱいでした。「本当はこんなことをしてもらうべきでないのに、ここまでしてくれてありがとう」というと「コラボレーションってこういうことだから!」と明るく返してくれて、心が温まる。。。そして一番印象に残ったのは「まりこの落ち着いたトーンと癒しの雰囲気は素敵だし、まりこのパートは参加者である忙しいビジネスリーダーにとって仕事から離れることができる時間なの、そんな素敵な時間をプレゼントしてると思ってね。」そうだ!ありがとう。
でももっと英語のファシリテーションスキルを上げないとっ!

本番

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そして迎えた本番。リハーサル、スクリプトのおかげで落ち着いてできました。修論のインタビューをした企業UPMの人事の人も同僚と参加してくれて、「とてもよかったよー!良かったから会社のミーティングで共有したよ」と会った時に言ってくれました。
当日の録画をこちらからご覧いただけますので、よろしければ。

学生だからと言って無料でやることもなく、きちんと報酬を頂けました。フィンランドで外国人学生、税金など個人としてお金を稼ぐ大変さを知りました。
こういったご縁をくれたことに感謝、そしてこれをどう繋げていくか、どう修論に落とし込むか。日本人として海外で一個人として仕事をすること、自分のアイデンティティーを意識したプロジェクトでした。


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