フィンテック勉強家

外資系コンサルティング会社のフィンテック部門に勤務しております 今年に入りTTT(Th…

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外資系コンサルティング会社のフィンテック部門に勤務しております 今年に入りTTT(The TransferToken)を知り 仕組みが画期的であり これが本当のDefiだと思いましたが、ネット上にTTTの事を詳しく書いた情報が少ないようなので 解説書的な意味合いで執筆できればと。

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海外送金ロジック3

エターナルウォレットにはプールがあるという説明は前の記事にてご説明しました。 そのプール内残高が偏っていたとして話を進めていきます。 偏り方はAのプールの残高が多くBのプールの残高が少ないとします。 残高が多い通貨AのプールにTTTを貸し出した時の配当が5% 残高が少ない通貨BのプールにTTTを貸し出した時の配当が10% だと仮定します。 エターナルウォレットの目的は、2か国間の資金の残高を同じにすることによって、事業者による海外送金を行わずに、国内送金にて完結させる事

    • 海外送金ロジック2

      ロジック1 プール内残高の増減 エターナルウォレットの仕組みの中にはプールというものがあります。 そのプールの中にはエターナルウォレットで利用可能な通貨が入っています。 (暗号資産ではなく法定通貨) エターナルウォレットで両替をするユーザーがいれば、そのプールを通過する事となります。 Aという通貨からBという通貨に両替を行うとプール内残高が増減します。 プール内のA通貨が増えて、B通貨が減る事になります。 例えば当初A通貨とB通貨が50%づつ入っていた場合、上記の取引に

      • エターナルウォレットの海外送金ロジック1

        エターナルウォレットを利用した海外送金ロジックのご説明についてですが、出来るだけ専門用語や仮想通貨用語ではなく、分かりやすい言葉でご説明させて頂きます。 さらに詳しくロジックを知りたい方はアトム社のホームページの海外送金ロジックをご参照下さい。 まず前提として、エターナルウォレットをお持ちのユーザー間の送信(送金)は5セント(約5円)で行えます。 これは隣の人でも地球の裏側にいる人に送っても同じ手数料です。 そして厳密に言えばエターナルウォレットとは外貨両替の受取額が

        • エターナルウォレットは海外送金が格安

          エターナルウォレットの最大の特徴は外貨両替が世界一安い!という事です。 詳しくはアトム社のホームページの海外送金ロジックをご参照下さい。 銀行を利用して海外送金を行う時には、送金手数料、着金手数料等の手数料がかかります。 そして、日本円を外国に送金して、送金先の外貨が着金するためには、外貨両替が発生します。その際に日本円と外貨の両替する時のレートはTTM (英語表記「Telegraphic Transfer Middle Rate」の略で「仲値」のこと金融機関が顧客と外国

        海外送金ロジック3

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        • エターナルウォレット
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        • TheTransferToken
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        記事

          TTTを簡単に説明すると

          TTTとは他のERC-20 で作られたトークンと同じように、それ単体では価値はありません。 例えばUSDTの価値の裏付けは、名前の通りアメリカドルに裏付けされています。 (実際にはUSDTの発行量だけのアメリカドルの信託は行われていませんが) そして、今年2021年5月10日にアトム社より発表がありましたが、TTTはDefiトークンに位置づけられるようです。 Defi(分散型金融)とは、「Decentralized Finance」を略称しており、金融サービス・エコシス

          TTTを簡単に説明すると

          TTT(TheTransferToken)発行会社情報

          TTT発行会社情報TTTは東京のアトムソリューション社が発行しています。 アトムソリューションズ社(以下アトム社)設立10年目のフィンテックのベンチャー企業です。アトム社はTTTの発行だけでなく、VRやエターナルウォレットの開発、シェアリングエコノミーに位置づけられるエコシステム的なEカウンターのアプリ開発&サービスも行っている企業です。 提携先企業情報 上記企業はバイヤードセンターというフィリピン最大手の決済系会社であり、2000を超えるサービスへのお支払いとお支払い

          TTT(TheTransferToken)発行会社情報

          TTT(The Transfer Token)の概要

          TTT(The Transfer Token)の概要 The Transfer Token (ザ・トランスファー・トークン)はTTTと略されて呼ばれています。 ERC20とは イーサリアムブロックチェーンのトークン規格「ERC-20」を利用して作られたトークンです。 ERC-20で作られたトークンのメリットとしては、様々なウォレットとの互換性があり、またそのようなウォレットを利用して世界中のDEX取引所(分散型取引所)での取引も容易に開始する事ができます。 そして

          TTT(The Transfer Token)の概要

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