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【国連英検特A級 #11(最終回)】二次対策編②〜面接当日、振り返り、そして次はどうする〜

 こんにちは。今回は二次対策の2回目、そして国連英検特A級体験記シリーズの最終回です。今日は面接当日のこと、結果と振り返り、合格後についての三部構成でお伝えしたいと思います。

面接当日

当日朝、カフェで最終チェック

 いよいよ面接当日です。本番前にもう一度おさらいをしたかったこともあり、朝早めに家を出て会場から最寄の駅前にあるカフェに入店。日曜朝一とはいえ、なかなかの混雑ぶりです😳

 慌ただしい中30分ほどカフェで最後のチェックを行い、その後そこから歩いて数分の会場に到着。旅行関係の専門学校のようで綺麗な建物です。受付を済ませて控室に案内されました。受験番号順ではなく到着順に試験を受けるようです

 控え室で待つこと10分ほど。いよいよ呼ばれて面接の部屋まで案内されました。まずは部屋の入口横にある椅子に座って待機。前の方が終了して部屋から出てきて、しばらくしてから面接官の方に呼ばれて入室。面接官のお二人(日本人1人、外国人(発音からして恐らく英国人)1人)とも威圧的な雰囲気は全くなく(←全く根拠のない先入観です笑)柔和な感じの方達でまずはホッとしました。

実際の質疑応答(覚えている範囲で)

 入室して着席するよう促され、挨拶がてら簡単な自己紹介をしてからいよいよ面接スタート、、、とここからは本来であれば、詳細なやりとりをご紹介したいところなんですが、当日は無我夢中で喋り記憶がかなり飛んでしまっているため😅ここでは質問と回答共に覚えている範囲で要点だけまとめるだけに留めたいと思います。予めご了承ください🙇‍♀️

Q: 今、世界情勢で一番関心のある出来事は?
A: ウクライナ侵攻

Q: ウクライナ侵攻に対する世界や日本の対応は?
A:国連や各国と連携して非難決議や経済制裁をロシアに課しているが事態の改善には至っていない

Q: 「(前述の回答で)改善してない」とのことだが、今の対応をこのまま続ければうまくいくと思うか?あるいは長期的だったらどうすればうまくいくと思うか?
A: 今のままでは厳しいので長期的なアプローチが必要。また制裁だけではなく、時間はかかってもロシアとの対話をやめないこと、そして刺激しないことも大切

Q: 他に関心がある出来事は?
A: 食料危機(本人注: 事前に準備していたSDGのNo. 1のZero Hunger」を意識)

Q: 食料危機で取り組みを実施している国連機関はどこか知っているか?また具体的にどんなことをしているか?
A: WFP(国連世界食糧計画)。ウクライナ侵攻で停滞していた黒海からのアフリカ向けの穀物輸出再開で仲介役を務めた。(本人注: Black Sea Grain Initiativeについて詳しく説明しようと意識)

Q: ITは便利であると同時に危険でもはらんでいると思う。これをどう活用していけばいいと思うか?また日本はうまくITに取り組めていると思うか?
A: 効率性と生産性が向上でき便利であることは間違いないのでこれからも活用は進めていくべき。但し、昨今はサイバーテロや軍事利用もあるのでセキュリティ面は十分気をつけないといけない。日本は欧米に比べたらまだまだ遅れていると思う。(本人注:ここは具体的な例が出せず悔いが残りました。こういうジェネラルな質問は自分にとっては意外と落とし穴で、これは試験に関係なく日頃の学習から慣れておいた方がいいのかなと思いました。)

Q: 来年から日本は2年間非常任理事国になるがどう貢献できると思うか?
A: 日本はこれまで国連の様々な分野で支援や援助を行ってきているのでそのネットワークを活かして各国との仲介役になれると思う。また唯一の被爆国として平和構築活動の分野で特に活躍できるのではないかと思う。(本人注: こちらも全体的に「フワッと」した回答になってしまったなと反省。。)

 途中回答に詰まるところがあったものの、無我夢中で回答し気づけば規定の15分をオーバーして終了。終了時点でどっと疲れが出たものの、不思議なことに「もうちょっと話したかったな」という気持ちにもなりました。鋭い質問が来て大変だったものの、結果として楽しむことができたのではないかと思います。

 その一方「これでは合格は厳しいだろう😞」とも思いながら会場を後にしました。と言いつつ、ひとまず試験から解放されたということでそのまま最寄駅のエキナカにある焼肉店で「一人お疲れ様会ランチ」をしてその後は買い物をするという切り替えの早さ(笑)。兎にも角にも一旦年内は試験のことは忘れて、年明けの合格発表を待つことにしました。

結果と振り返り

ついに結果が届く

 その後、結果が気になりつつも年末年始にかけてバタバタと過ごし、ほぼ忘れかけていた(笑)1月初めに結果が届きました。手に取った瞬間、「ん、カードが入ってるような?👀まさか!」と思いつつ封を開けたところ

 なんと10点中8点でギリギリで合格😭元々発音が苦手なこと、途中質問で固まってしまったところもあったためか、Speaking項目が全体的に低めに出てしまったのが心残りではありましたが今回一番力を入れた国際情勢の知識の部分を評価してもらえたようでホッとしました☺️

合格したと思われる要因

 そして今回合格できた要因は以下の3つではないかと感じました(もちろん推測です)。

①国連について調べた、知っているという姿勢を前面に出した
 これは合格者ブロガーなみすけさんが「うざいくらいに知識を見せつける」とおっしゃってて、私も面接当日はそれに倣いました。そして実際に受けてみて本当にその通りだと実感しています。

 具体的に言いますと、私の場合は特にズバリ質問に答えられる事例がなかったとしても「XXの例に倣って取り組むべきだ」のように「XX」の部分を自分が事前に調べてきた機関や活動を入れて、とにかく文をつなげるようにしました。結果として、Speakingの項目が7点台と全体的に芳しくなかったものの、国際情勢の項目ではスコアが高かったのでそれでなんとか合格につながったのかなと感じています。

②面接の時にしっかりアイコンタクトを取るように努めた
 質問を聞くときは質問をする面接官を、そして回答するときは質問してきた面接官をメインにしつつも、もう一人の面接官に対しても常にアイコンタクトをするよう努めました。そしてなんとなくではありますが、後半になるにつれて拙いながらも回答する自分の意見を面接官が身を乗り出して聞いてくれるようになったような気がします。加えて、実際に試験の採点では「communication」という項目があるので「相手の話を聞く姿勢」そして「それに対して真摯に応える姿勢」をちゃんと示すのも大事ではないかと感じました。

③自分が知らない話題でも諦めず最後まで回答する
 これは①と関連しますが、自分が答えがわからない、または具体例がすぐ思いつかない質問が来ても「わからない」、「知らない」とは言わず、最後まで回答をするようにしました。これは大昔に実際に英検1級で経験したんですが、途中でわからなくなって頭が真っ白になってしまって沈黙してしまったトラウマがあり😅、今回もその時の記憶が蘇って試験前は不安でした(苦笑)。ですが、今回はその「沈黙」もなく、最後まで諦めずに回答し切ったのが功を奏したのではないかと感じています。

 さらに要因とはまでは言えませんが、それ以外でもテソーラスハウスでの模擬レッスンの際に先生に言われた「楽しむ」という気持ちも忘れなかったこと、そして面接官の方々も終始和やかな雰囲気で進めようと配慮してくれたことにもかなり助けられました。加えて今回はギリギリでの合格であり、特に一次では試験直前に見直した国連知識問題がそのまま出題されてその「1点」に救われるなど「運が良かった」と言うのも正直あるかな😅とも思います。

合格後に見えてきた次にやりたいこと

 いきなりこんなことを言ってしまうのも身も蓋もないんですが、合格したところで何かが劇的に変わるかといえばそんなことは全然ありません😅もちろん合格自体はとても嬉しいことですが、合格したからといって自分の英語がもう問題ないかと言えば全くそんなことはなく、今回の合格は一つの通過点だと思っています。

 自分にとって英語学習は自分の人生の視野や選択肢を広げるツールであり、資格試験は学習のペースメーカーで現在のスキルを把握して次の目標に向かうための道標です。なので、これからもそういったスタンスで興味がある資格があれば挑戦してみたいと思います。

 そして苦しいながらも思いのほか国連英検の面接が楽しかったので受験直後は「また受けよう!」と張り切っていたんですが(笑)、年が明けて結果を改めて見直してみて「文法とスピーキングがやばいな😅という気づきもあり、まずはそれらの土台固めをしたいという心境になりました。

 そのため国連英検の再挑戦は一旦お預けとし、次はケンブリッジ英検C2(CPE)試験に取り組むことにしました。理由としては、試験内容を見て4技能をバランスよく学べ英語の運用力が身につけられると感じたからです。あと近年趣味で勉強を始めたアロマテラピーやハーブの本場がイギリス、最近テーマパークもオープンしてハリーポッターシリーズを改めて読んでみたくなってきた、など自分の中でイギリスが「ブーム」になりつつあります🇬🇧そんなことから試験を通じてイギリス英語や文化にじっくり触れてみるのもいいかなと思いました。

 と言いつつ、以前投稿した通り受験日が未だ決まらず(苦笑)、本格的な準備は始めてませんがひとまず来年春の受験に照準を合わせてそろそろ計画を練ってみようかなと考えてます。そしてこの試験を経験することでさらに視野が広がり、気づきが得られることも期待してます。

最後に

 今回で国連英検特A級のシリーズは終了になります。気づけば早いものでnoteアカウント作成とほぼ同時にこのシリーズを始めてからもうすぐ3ヶ月が経とうとしています。

 今はシリーズの最初から読み返しているところです。そして「段落分けがちゃんと出来ていないなぁ」とか「ああ、誤字脱字が・・・😱」といろんな「バグ」を見つけてしまって「一人反省会」を絶賛実施中です😅これらの修正は、本文の内容はそのままキープしながら今後順次アップデートを行う予定です。

 そして終始こんなドタバタな状況でありながらもシリーズ最後までお付き合い頂きました皆様には心より感謝申し上げます。今回のシリーズでの反省点や教訓を踏まえて改善し、これからも読みやすく少しでも皆様のお役に立てそうな記事を発信できればと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

【参考】国連英検特A級シリーズ:下記マガジンに全11回分の記事をまとめています

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