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令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ 要約

令和5年度食品表示懇談会取りまとめ 要約(本文1,199文字)
 
1. はじめに
本取りまとめは、令和5年度食品表示懇談会における議論内容を踏まえ、今後の食品表示制度の方向性について取りまとめたものである。
 
2. 諸外国との表示制度の整合性
近年、国際的な食品取引の拡大に伴い、諸外国との食品表示制度の整合性確保が求められている。本懇談会では、消費者にとっての分かりやすさや事業者の実行可能性の重要性を踏まえ、日本と諸外国の食品表示に関する考え方の違いについて議論を行った。
 
3. 具体的な検討事項
(1) 栄養成分表示
・ 栄養素表示の義務項目の見直し
・ 一食当たりの栄養素表示の導入
・ GDAマークの見直し
・ 機能性関与成分の表示方法
(2) 原材料表示
・ 原材料名の表示方法の見直し
・ アレルギー物質の表示方法
・ 原産地表示の義務化
(3) その他の表示
・ 賞味期限・消費期限の表示方法
・ 健康強調表示の規制
・ 遺伝子組換え食品の表示
 
4. 今後のスケジュール
本懇談会における議論を踏まえ、消費者庁は食品表示法の改正に向けた検討を進める。改正案は、令和6年度に閣議決定を目指す。
 
5. 結論
食品表示制度は、消費者の安全確保と事業者の適正な競争を促進するために重要な役割を果たしている。今後、国際的な整合性も踏まえ、消費者にとって分かりやすく、事業者にとって実行可能な制度へと発展させていく必要がある。
 
6. 令和5年度食品表示懇談会取りまとめ
Ⅰ 食品表示制度をめぐる事情
Ⅱ 令和5年度食品表示懇談会における議論
(1)諸外国との表示制度の整合性について
(2)個別品目ごとの表示ルールについて
(3)食品表示へのデジタルツールの活用について
Ⅲ 今後の食品表示が目指すべき大枠の方向性
(1)諸外国との表示制度の整合性について
(2) 個別品目ごとの表示ルールについて
(3)食品表示へのデジタルツールの活用について
(4)改正内容の施行時期について
(5)食品表示制度の消費者への周知について
(6)各検討事項の議論の進め方について
Ⅳ その他決定事項等
(1)包装前面栄養表示(FOPNL)に関する議論
(2)栄養強化目的で使用した添加物
Ⅴ 令和5年度食品表示懇談会 検討経過
第1回 (令和5年10月13日)
1. 食品表示懇談会開催要領について
2. 食品表示制度を巡る事情について
第2回 (令和5年11月24日)
1. 諸外国との表示制度の比較について
2. 個別品目ごとの表示ルールについて
3. 1及び2を踏まえ、今後の食品表示が目指していく報告性について、中長期的な羅針盤となるような大枠を議論(2の議論は次回に持ち越し)
第3回 (令和6年1月30日)
1. 個別品目ごとの表示ルール
2. 1を踏まえ、今後の食品表示が目指していく報告性について、中長期的な羅針盤となるような大枠を議論
3. その他報告事項(栄養強化目的で使用した添加物の表示ついて、第6回アレルギー表示に関するアドバイザー会議)
第4回 (令和6年3月7日)
1. 令和5年度食品表示懇談会取りまとめ(案)について
2. 食品表示懇談会の今後の進め方のタイムスケジュール(案)について
3. その他
 
 
<一次情報>
食品表示懇談会
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_007/
令和5年度食品表示懇談会取りまとめ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_007/assets/food_labeling_cms_201_240329_02.pdf
 

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