桜山 響詩朗

食品行政を中心にレポートしていきます。 (作成中)

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最近の記事

食品安全委員会の20年を振り返る#2 「薬剤耐性(AMR)のリスク評価に挑む」 概要

食品安全委員会の20年を振り返る#2 「薬剤耐性(AMR)のリスク評価に挑む」 概要(本文1,254文字) 1. はじめに 食品安全委員会設立20周年記念企画の一環として、食品安全委員会委員の松永和紀氏は2023年(令和5年)6月21日付けにて、薬剤耐性(Antimicrobial Resistance、AMR)を解説しています。本資料は、この松永氏の解説をもとに筆者が作成したものです。松永氏の原著解説は一次情報からご確認ください。 2. 松永氏による主張(原文のま

    • 食品安全委員会の20年を振り返る#1 「トランス脂肪酸〜リスク評価の意味を知ってほしい〜」 概要

      食品安全委員会の20年を振り返る#1 「トランス脂肪酸〜リスク評価の意味を知ってほしい〜」 概要(本文1,593文字) 1. はじめに 食品安全委員会設立20周年記念企画の一環として、食品安全委員会委員の松永和紀氏は2023年(令和5年)6月2日付けにて、トランス脂肪酸をテーマにリスク評価の意味を解説しています。本資料は、この松永氏の解説をもとに筆者が作成したものです。松永氏の原著解説は一次情報からご確認ください。 2. 松永氏による主張(原文のまま) ■トランス脂肪

      • 【独自研究報告】食品衛生申請等システムによる令和5年度食料品リコール公開回収事案

        厚生労働省は、令和3年(2021年)6月1日から「食品衛生申請等システム」の運用を開始しました。食品関連事業者は、これまで営業所を所管する保健所の窓口で手続きをする必要があった営業許可等の申請・届出を、インターネットを通じて申請・届出ができるようになり、また食品等の自主回収を行った場合の届出が義務化されています。いっぽう消費者は、自主回収情報をオンラインで確認できるようになりました。 ■令和2年7月10日 食品衛生申請等システムの運用開始を踏まえた利用規約及び営業者等の個

        • 第4回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          消費者庁は、令和6年5月10日に第4回機能性表示食品を巡る検討会を開催しました。これまで3回に渡って開催されてきた本検討会では、小林製薬株式会社が製造販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」等により多くの健康被害が発生していることから、機能性表示食品制度の今後の在り方を検討していきます。 今回は生産管理ならびに品質管理分野からのヒアリングを実施しました。次回第5回は令和6年5月21日15時から開催(※)の予定です。 ※当初発表された5月17日から変更されました(第5回「

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          第3回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          第3回機能性表示食品を巡る検討会が開催されました。 消費者庁は、令和6年5月8日に機能性表示食品を巡る検討会を開催しました。本検討会では、小林製薬株式会社が製造販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」等により多くの健康被害が発生していることから、機能性表示食品制度の今後の在り方を検討していきます。 なお次回第4回機能性表示食品を巡る検討会は、令和6年5月10日13時、生産管理ならびに品質管理分野からのヒアリングを予定。 議題 (1)関係者ヒアリング及び議論 (2)前

          第3回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          第3回「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」 概要

          第3回「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」 概要 (本文1,607文字) 消費者庁は、令和6年3月12日に第3回「分かりやすい栄養成分表示の取組に関する検討会」を開催しました。本会議は、国内外の動向や消費者調査結果に基づき、食品の栄養成分表示をより分かりやすくするための検討会です。詳細ならびに各資料は文末の<一次情報>からご確認ください。 はじめに 本検討会は、消費者庁食品表示課が主宰する「分かりやすい栄養成分表示に向けた取組検討事業」の一環として開催されたも

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          第2回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          第2回機能性表示食品を巡る検討会 概要 消費者庁は、令和6年4月24日に第2回機能性表示食品を巡る検討会を開催しました。本検討会では、小林製薬株式会社が製造販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」等により多くの健康被害が発生していることから、機能性表示食品制度の今後の在り方を検討していきます。 なお、第3回は05/08(水)15時から開催。 今回と同じく関係者からのヒアリングなどが予定されています。 議題 (1)小林製薬社製の紅麹を含む食品の事案に関する取組について

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          第1回機能性表示食品を巡る検討会 概要

          第1回機能性表示食品を巡る検討会 概要(本文397文字) 消費者庁は、令和6年4月19日に機能性表示食品を巡る検討会を開催しました。本検討会では、小林製薬株式会社が製造販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」等により多くの健康被害が発生していることから、機能性表示食品制度の今後の在り方を検討していきます。 ※議事録が04/30に公開されました。 議題 1. 検討会の運営について 2. 機能性表示食品の制度と運用 3. 今後の進め方について 本検討会は計4回のヒ

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          令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ 要約

          令和5年度食品表示懇談会取りまとめ 要約(本文1,199文字) 1. はじめに 本取りまとめは、令和5年度食品表示懇談会における議論内容を踏まえ、今後の食品表示制度の方向性について取りまとめたものである。 2. 諸外国との表示制度の整合性 近年、国際的な食品取引の拡大に伴い、諸外国との食品表示制度の整合性確保が求められている。本懇談会では、消費者にとっての分かりやすさや事業者の実行可能性の重要性を踏まえ、日本と諸外国の食品表示に関する考え方の違いについて議論を行った。

          令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ 要約

          令和5年度食品安全セミナー「農薬の再評価に係る食品健康影響評価」

          令和5年度 食品安全セミナー「農薬の再評価に係る食品健康影響評価」について〜試験データを私たちはどう判断するのか〜(本文1,105文字) 食品安全委員会は、令和6年4月2日にFSCJアーカイブスとしてYouTubeチャンネルにて食品安全セミナーの様子を動画を配信しました。 1. はじめに 令和3年度より、最新の科学的な知見に基づいて農薬の安全性を再評価する制度が始まりました。既に国内で使用されている農薬について、概ね15年ごとに、安全性等を改めて評価するもので

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          食品安全委員会の20年を振り返る#8「無機ヒ素の健康影響は?」 概要

          食品安全委員会の20年を振り返る#8 「無機ヒ素の健康影響は?」 概要(本文775文字) 1. はじめに 本資料は、食品安全委員会設立20周年記念企画の一環として、無機ヒ素の健康影響に関する知見の変遷を概観するものである。 2. 毒性評価の進歩 ・ 2003年、食品安全委員会は、暫定指針値0.01mg/kg体重/日を策定し、米中の無機ヒ素濃度調査を実施した。 ・ 2010年、国際機関研究機関(IARC)は、無機ヒ素をグループ1(ヒトに対する発癌性が認

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          令和6年 「食品表示基準」の改正について

          令和6年 「食品表示基準」の改正について(本文351文字) 内閣府消費者庁食品表示企画課は、令和6年4月1日付にて「食品表示基準の一部を改正する内閣府令」(内閣府令第50号)を公布し、「食品表示基準」(平成27年内閣府令第10号)を改正しました。 ■改正の概要 食品衛生基準行政に係る権限が厚生労働大臣から内閣総理大臣(消費者庁)に移管されます。これらに伴うかたちで、厚生労働省関係省令等の規定の整備として以下の題名変更が行われ、「食品表示基準」の第2条第3項、第3条第2項、

          令和6年 「食品表示基準」の改正について

          【逐次更新】紅麹関連製品の回収問題について

          令和6年3月22日午後に発表された紅麹関連製品の回収問題について逐次追記・更新していきます。 なお、風評被害を防止の観点から、行政発表や確かな根拠に基づく報道内容を精読のうえ、不確かな情報に惑わされませんことをお願い致します。 また、本稿はできる限り客観的かつ公平な目線で情報収集していますが、かかるすべての情報をまとめている訳ではないことを留意ください。 ※お知らせ※ ・掲載情報の時系列は、現在→過去の方向で編集しています。 ・04/22以降は重要な情報が公表された際に追加

          【逐次更新】紅麹関連製品の回収問題について

          乳等省令他の一部改正について(令和6年3月19日付健生発0319第10号) 概要

          厚生労働省健康・生活衛生局長健生発0319第10号、乳及び乳製品の成分規格等に関する省令及び食品衛生法施行規則の一部改正について 概要(本文914文字) 1. 改正概要 令和6年3月19日に、厚生労働省は乳等省令(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)及び食品衛生法施行規則の一部を改正したことを公表しました。この改正では常温保存可能品が新設され、また殺菌方法など選択が拡大されました。 一次情報ならびに関連情報は末尾をご確認ください。 2. 改正内容 本改正は、乳及び乳

          乳等省令他の一部改正について(令和6年3月19日付健生発0319第10号) 概要

          第110回コーデックス連絡協議会 概要

          第110回コーデックス連絡協議会 概要(本文2,422文字) 1. はじめに 厚生労働省、消費者庁及び農林水産省は、2024年03月13日に「第110回コーデックス連絡協議会」を開催した。以下に議論内容をまとめる。 なお、本年度のコーデックス連絡協議会開催は今回が最終となる。 2. 議題 2.1今後の活動について ・2024年4月に開催予定の第17回食品汚染物質部会(CCCF)の仮議題 ・2024年4月に開催予定の第54回食品添加物部会(CCFA)の仮議題 ・2024

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          第4回令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ概要

          第4回令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ概要(本文1,372文字) 消費者庁は、2024年3月7日に「第4回令和5年度食品表示懇談会」を開催しました。本懇談会では、これまで3回にわたり食品表示制度の改善に向けた議論が行われ、最終回である第4回は以下の議題について検討するとともに 令和5年度の議論を踏まえた「取りまとめ」を決定しました。 詳細ならびに各資料は文末の<一次情報>からご確認ください。 1. 消費者庁長官による挨拶 食品表示制度のあり方について、幅広い意見を聴

          第4回令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ概要