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第4回令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ概要

第4回令和5年度食品表示懇談会 取りまとめ概要(本文1,372文字)


消費者庁は、2024年3月7日に「第4回令和5年度食品表示懇談会」を開催しました。本懇談会では、これまで3回にわたり食品表示制度の改善に向けた議論が行われ、最終回である第4回は以下の議題について検討するとともに 令和5年度の議論を踏まえた「取りまとめ」を決定しました。
詳細ならびに各資料は文末の<一次情報>からご確認ください。
 
1. 消費者庁長官による挨拶
食品表示制度のあり方について、幅広い意見を聴取し、分かりやすく、より良い制度の実現に向け議論を深めることの重要性を強調。
 
2. 令和5年度食品表示懇談会取りまとめ(案)
2.1 諸外国との整合性
・ 栄養表示:国際的な整合性を図るための検討を継続。
・ アレルゲン表示:国際規格との整合性を図るための検討を継続。
・ 原産地表示:国際的な整合性を図るための検討を継続。
・ その他表示:必要に応じて検討。
2.2 個別品目ごとの表示ルール
・ 加工食品:添加物、栄養成分、遺伝子組換え表示の見直しを検討。
・ 農林水産省所管品目:個別品目ごとの表示ルールを見直し。
・ その他:必要に応じて検討。
2.3 デジタルツールの活用
・ 食品表示情報データベースの構築:情報提供の効率化、消費者利便性向上を図る。
・ AI等の活用:表示情報の自動生成、翻訳等への活用を検討。
・ その他:必要に応じて検討。
 
3. 食品表示懇談会の今後のタイムスケジュール(案)
・ 2024年3月末:取りまとめ案を公表。
・ 2024年4月~6月:意見募集。
・ 2024年7月~9月:取りまとめ案の修正。
・ 2024年10月:最終的な取りまとめを公表。
・ 2024年11月~2025年3月:関係省令の改正。
・ 2025年4月:改正食品表示制度の施行。
 
4. 委員からの意見
・ 消費者庁長官の挨拶に対する賛同意見多数。
・ 取りまとめ案に対する意見:
・ 栄養表示の見直し:簡素化と分かりやすさの両立を求める意見。
・ アレルゲン表示の見直し:表示義務品目の拡大を求める意見。
・ 原産地表示の見直し:より詳細な情報提供を求める意見。
・ デジタルツールの活用:情報セキュリティ対策の重要性を指摘する意見。
 
5. 事務局説明
・ 取りまとめ案は、今後の議論を踏まえて修正していく。
・ 意見募集は、消費者庁ホームページ等で実施。
・ 意見募集の結果は、取りまとめ案の修正に反映。
 
6. 予定(案)
・ 次回の開催日:2024年4月11日(水)
 
7. 消費者庁長官によるまとめ
・ 消費者庁は、食品表示制度のあり方について、幅広い意見を聴取し、分かりやすく、より良い制度の実現に向け議論を深めていく。
・ 関係省庁と連携して、取りまとめ案の修正作業を進め、2025年4月の改正食品表示制度の施行を目指す。
 
8. 今後の展望
・ 2025年4月に改正食品表示制度が施行される予定。
・ 改正制度では、消費者にとって分かりやすく、より詳細な情報提供が実現される見込み。
・ 食品表示制度の改正は、消費者の食の安全・安心に大きく貢献する。
 
9. 懸念点
・ 改正食品表示制度の施行に向けて、事業者への周知徹底が必要。
・ デジタルツールの活用には、情報セキュリティ対策が重要。
 
10. 今後の課題
・ 消費者にとって分かりやすく、より詳細な情報提供を実現するための具体的な方法を検討。
・ 情報セキュリティ対策を講じ、デジタルツールの安全性を確保。
・ 事業者への周知徹底を図る。
 
11. 方針
・ 食品表示制度の改正は、消費者の食の安全・安心に大きく貢献する。
・ 今後の課題を克服し、より良い制度の実現に向けて議論を深めていく。
 
 
<一次情報>
第4回令和5年度食品表示懇談会(2024年3月7日)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_007/036449.html

令和5年度食品表示懇談会取りまとめ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_007/assets/food_labeling_cms_201_240329_02.pdf


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