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たわいもない日記 11日目~さよなら私のでんぱ組.inc

私のでんぱ組.inc歴は短い。
だから大して語れるようなこともない。
でも好きだったのは事実で、Future Diverを聴いて涙したこともあった。

私はアイドルが好きだった。
AKB48からももクロまで、メジャーどころは少しずつかじっていた。
「だった」というのは、もう今は追うこともなくなったから。
おんなのこ、という存在に憧れたが、どうしても成れないし、自分には慣れない。
スカートをよく履くようになったのはかなり大人になってからだ。
アイドルはその憧れそのものだった。

でんぱ組.incは「成れない」私に刺さった。
何かしらのコンプレックスを抱えていることを表に出しながら、汗だくで必死に踊り歌う。
かわいいアイドルなら他にたくさんいるが、こんなに汗だくで、ピコピコメロディに言葉数の多い曲を早口で歌うアイドルは知らなかった。
私が知らないだけで存在したのかもしれないが、出会ったのはでんぱ組.incが初めてだった。

私は背が高くて自分の強い意志を持ってそうな夢眠ねむが好きで、かっこよくてかわいくて、憧れだった。

卒業・引退の感傷に浸りながらこれを書いた頃、まさかバカリズムの嫁になるとは思わなかったし、引退して数年後、夢眠ねむ出版イベントで最前列に座り、小沢健二のツアーTを着て行って、質問した回答と共に小沢健二の話を嬉々としてするとは思わなかったが。

自分のnoteで「いつか終わりがくる」と書いていたことが
「エンディングを迎えます」という言葉につながった。
報道は「解散」と書かれているが、」ちょっとニュアンスが違う。
「エンディング」なんだ。

正直いまのでんぱ組.incはほぼ見ていないに等しい。
でも、終わりを迎えるのは、やはり寂しい。
まだちょっと先ではあるけど。

寂しいけれどどんなことでもエンディングは訪れる。
でも音楽は残るから。形がなくなっても、命が消えても。
私の中でFuture Diverはずっと流れている。

絢爛マイユースも大好き。
この映像何度見ても泣く。

存在に気づけてよかった。
ありがとう。

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