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花束を、きみに

久しぶりに開いたnote、今日はストレイテナーの日本武道館公演へ参加する想いについて。

2023年10月15日、日本武道館でストレイテナーの25周年記念ワンマンライブがある。

結成25周年、メジャーデビュー20周年。
結成して四半世紀だ。メンバーは増えたけど。
解散してもおかしくないバンド界隈で、25年も続くのって、めでたい以外の何物でもないと思うの。

ちょうど10年前の2月、初の日本武道館。
存在を知ったのが2001年。
本格的にツアーに行きだしたのが2006年くらい。
人が1人成人してしまうくらいの年月。
私の人生に多大なる影響を与えてくれたストレイテナーの楽曲とメンバー、そしてライブ。
感謝を込めて、花を贈ろうと思った。
ただ純粋に、祝いたいと。

幸いにして若手俳優に花を出した経験があり、花を発注するということがどういうことかはよくわかっている。
お金も手間もかかる。
それを今までは、一人でやっていた。
小さい会場とはいえ、今思うとやばいな。
今回はできればたくさんの人に参加してもらって、積もり積もった祝う気持ちを形にしたいと思った。
長年の付き合いがある友人との旅行も断るくらい、大勢で集まるのが苦手な私が、だ。

ただ花を出すだけなら、ホームページに載っているような出来合いの花で見合った金額のものを選んで指定すればいいだけなのだが、そこはどうしてもこだわりたかった。

私は「Applause」というアルバムがとても好きだ。
といっても、好きになったのは発売された時ではなく、皮肉にも自分が病床で弱っていた時、やたら思い出す曲がこのアルバムにあったのだ。
それが「Graffiti」だった。

ふと思い出したのは「破れたギターケースも 剥がれたツアーパスも」という、生活とは何ら関りのない歌詞の部分だった。
あの少しずつ上がっていくメロディと、なんてことない、ツアーバンドの一部を切り取った歌詞。
ベッドの上で横たわりながら、ふと口ずさんだ時に

「誰かが願い 何かが変わり きみがきみでいれば 強くなれるんだ」

という言葉で、涙が出てしまった。

突然の入院。想定外の、職場からの離脱。
心配してくれる後輩たちに「私は大丈夫」とメールを送るも、心の中では消えない後遺症に向き合うことが辛かった。
今後、一生、このままなのか。
もうドラムペダルを踏むことはできないんじゃないのか。
そう思うと不安しかない。
でも願うしかないし、変わっていくことを受け入れざるを得なくても、私が私でいる限りは大丈夫だと。
Graffitiは、自分に言い聞かせる呪文のような曲になった。
それから1ヶ月間、退院して、自宅で過ごす中で、後遺症は増し、左半身は痛み、伴う体の不調に職場の人にも迷惑がかかる…と苦しい日々もあったけど。
願うしかない。ずっとそう思って耐えた。
図太くなって「痛いもん無理、休むわ」くらいの気持ちで、できることから返していこうと。

だから

受け入れよう。

今はもう、これも新たに生まれた個性と捉えて、自由に生きてます。
仕事も不満だらけだけど、その不満を成果という形にして文句とともにぶつけるくらいは元気です。

お祝いの花。
ただ、自分にも記念に残るものを見たくて
Applauseのジャケット、再現をお願いしてます。
リースの意味は、永遠の幸福とか愛を願って飾るものだと、ホリエさんのインタビューを通して知りました。
可能かどうかはまだ返答待ちなのですが
信頼のおけるお花屋さんなので
いい形で実現できることを願って。

私個人のエゴでもあるんですが、祝いたいという気持ちはシンプルです。
ご賛同いただける方はぜひ、以下に。
皆さんでお祝いできたら嬉しいです。


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